2010年06月28日

一廉の人物(ひとかどのじんぶつ)

他よりもひときわ優れている人物
一角とも書きます。

「ひとかど」が「一廉」だったとは、発見でした。
「廉価」「清廉潔白」で知っているつもりだった「廉」にこんな用法があったとは。
「一廉」の意味は、
1、一つの事柄。一つの分野。
2、ひときわ優れていること。いっかど。
3、人や物が名前に恥じない能力や内容をもつこと。一人前。

さらに「廉」を見ると、
レン・かど
1、値が安いこと。
2、心が清らかで欲が少ないこと。
3、かど。すみ。

なんだか意味がバラバラですね。

・謀反の廉で捕らえられる
・一廉の実業家
・一廉の働きをする
・一廉の理屈を並べ立てる
最近はあまり耳にしませんが、こういう「廉」の表現もありました。

“安い”という意味の熟語には、
廉価・廉売・低廉

“心が清らか”という意味の熟語にあまり見慣れないものがありました。
「廉直」(れんちょく)
私欲がなく正直なこと。

「廉正」(れんせい)
潔白で正直なこと。

「廉節」(れんせつ)
清く正しい節操。

廉恥(れんち)
心が清らかで、恥を知る心が強いこと。

私は、「破廉恥」(はれんち)は「ハレンチ」として認識していましたし、
「廉恥心」(れんちしん)という語があることを知りませんでした。

似ている語に、
「羞恥心」(しゅうちしん)があります。
自らを恥ずかしいと感じる心。

「羞」も“はじる”という意味なのでした。




posted by 空凛 at 00:02| Comment(22) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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