2017年09月25日

共感(きょうかん)

人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。

日経「こころの経済学」のコーナーで、「共感」のことが目に留まりました。
「sympathy」の訳が戦前・戦後・現在で変化していたというものです。
戦前は“同情”と訳され、
戦後に“同感”
そして最近は“共感”の訳が増加。
「同情」は戦前、他人の喜びと悲しみの両方を対象としましたが、戦後は他人の不幸への気持ちのみを表すようになり、「共感」という新語が登場したのです。

「同情」「同感」「共感」は
誰もが混同することなく使い分けていると思いますが、改めてその違いに注目してみたいと思います。

「同情」
Webにズバリと核心を突いた説明がありました。
< 憐れみに支えられた
一方的な
得てして上から目線の
マイナスの出来事に関する共感 >

「同感」
「私もそう思う」「わかる」といった同意を示す気持ち。
同じ価値観を持っている人には持ちやすいが、異なる価値観を持つ相手には持ちにくい。

「共感」
他者の立場になって思いを感じ取ろうとする気持ち。    
異なる価値観を持つ相手に対しても持つことができる。

心理学上の意味を見ると、
「sympathy」
他人の体験する感情を自分のもののように感じとること。
「empathy」
人・物への感情移入。

同情の類語に「惻隠」「憐憫」という難しい語があります。
「惻隠」(そくいん)
かわいそうに思うこと。あわれむこと。
由来は、
孟子の句「惻隠之心仁之端也」「無惻隠之心非人也」等から。

「憐憫」(れんびん)
かわいそうに思うこと。あわれむこと。

「憐」レン・あわ-れむ
1、気の毒に思う。あわれむ。
2、かわいく思う。いとおしむ。

「憫」ビン・ミン・あわ-れむ・うれ-える
気の毒に思う。あわれむ。




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「かわいそう」と「かわいい」は遠くない感情?

前回「共感」の類語で出てきた「憐憫」の「憐」に
“かわいく思う” “いとおしむ” という意味が含まれていて、
「んっ?」と思った方がいらっしゃったのでは?
というわけで、今回に繋がりました。

「可愛い」は当て字です。
「かわいい」は、もともと“不憫”や“気の毒”という意味で、
それが中世以降に変化して“かわいい”になったようです。

▼「かわいい」の変遷
かほはゆし (顔映し)
↓ かははゆし 音変化
↓ かはゆし 短縮
↓ かわゆい 口語
↓ かわいい

「映し」(はゆし)
1、まばゆい
2、きまりが悪い。恥ずかしい。照れくさい。

「面映ゆし」(おもはゆし)
きまりが悪い。

「かははゆし」
恥ずかしさに顔が赤らむ思い。

「かはゆし」
1、恥ずかしい。気まりが悪い。
2、見るにしのびない。かわいそうで見ていられない。
3、かわいらしい。いとしい。

平安時代には「かはゆし」は “恥ずかしい” という意味で使われていて、
鎌倉時代に “可哀想でみていられない” という意味になり、
江戸初期までは “かわいそう” でしたが、
江戸から明治にかけて “愛らしい” “いとおしい” に変化します。
方言には古い言葉が残っていることが多いですが、
飛騨の方言では「かわいい」は “かわいそう” の意味だそうです。

“哀れみ”の感情から手を差し伸べたいという気持ちになり、
寄り添うことで “いとしい” という気持ちに変わっていく。
愛情が芽生えれば “かわいく” 見えてくるもの。
そんな風な流れを想像しました。

若い子がなんでもかんでも「カワイー」と言ってるのを
なんだかなーという思いで聞いていましたが、
「かわいい」が “憐憫” に根差した語だと知ってしまうと、
私の中で、許容範囲がぐっと広がりました。
今や「カワイー」は世界に通用する語になっています。

ちなみに、
「愛しい」(いとしい)は「いとおしい」から。
「愛おしい」
1、たまらなくかわいい。
2、気の毒だ。
3、つらい。

「愛しい」は「厭う」からの派生という説があります。
「いとおしい」もまた、他人に対して “かわいそう” と思う気持ちから、“かわいい” 意が生じています。

「かわいい」「いとしい」いずれにしても、根底に憐憫の情がありました。




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2017年09月24日

多幸感(たこうかん)

多幸感ってよく聞きますが、変換できないんですね。
念のためと思って辞書を引いてみると

「多幸感」(たこうかん)
非常に幸せな感じ。
特に、薬物などがもたらす過度の幸福感についていう。

“薬物”の文字が。
多幸感って、盛られた幸福感なんですね。
それが一般に使われるようになって、
単に“幸せがいっぱい”と思っている人も多いかもしれません。
「多幸感に包まれる」と言わない方がいいかもしれません。

・皆様のご多幸をお祈り致します
「ご多幸」は正しい使い方です。

文書でよく見られるのが「幸甚」(こうじん)。
“幸いなること 甚(はなは)だし”です。
ちょっと「甚だし」という表現に違和感を覚えます。
「甚だしい」(はなはだしい)は、
“普通の度合いをはるかに超えてる”意で、よくないことに使います。
“幸せすぎて怖い”といった気持ちの表れでしょうか。
・ご出席いただければ幸甚に存じます
・お会いできましたことは幸甚の至りでございます。

私が「射幸心」とういう語を知ったのは遅くて、カジノ誘致がメディアで騒がれた頃。
ギャンブル依存症が心配されるといった声があがるなかで、
「射幸心」という語が耳に入ってきました。

「射幸心」(しゃこうしん)
幸運を得たいと願う感情のこと。

「射幸」(しゃこう)
偶然に得られる成功や利益を当てにすること。


「幸」のつく熟語を見ていて、「幸」が天皇を表す語になっていることに気づきました。

「行幸」(ぎょうこう)
天皇が外出すること。御幸(みゆき)

「還幸」(かんこう)
天皇が出先から帰ること。

「潜幸」(せんこう)
天皇がひそかに行幸すること。

「臨幸」(りんこう)
天皇が行幸してその場に臨むこと。臨御。
・式典に臨幸される

「行幸啓」(ぎょうこうけい)/「還幸啓」
天皇・皇后がご一緒に外出されること/お帰りになること。

天皇を表す特別な語があります。

「玉体」(ぎょくたい)--- 天皇の身体
「玉音」(ぎょくおん)--- 天皇の声、歩行
「玉顔」/「龍顔」(りゅうがん)--- 天皇の顔
「宸襟」(しんきん)--- 天皇の心
「叡慮」(えいりょ)・「聖慮」--- 天皇の考え・気持ち。
「御真影」(ごしんえい)--- 天皇の写真
「御親覧」(ごしんらん)--- 天皇の出席

「宸」シン
天子の住まい。また、天子に関する物事に冠する語。



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2017年09月23日

おかんむり

機嫌が悪いこと。怒っていること。不機嫌なさま。

・今日の部長はおかんむりだ。
・彼女はちょっとおかんむりだった。

「おかんむり」は、
「冠(かんむり)を曲げる」を縮めた言い方です。
冠とは頭にかぶるものの総称で、特に公家などが正装でかぶった物。
日本人が公の場で冠をかぶるようになったのは、推古天皇の時代(554〜628)とされます。
公家の中には反発心からか、わざと曲げてかぶる者もいて、ここから「冠を曲げる」という言葉が生まれ、
転じて“反発”や“腹を立てる”という意味で使われるようになりました。

「おかんむり」はおっとりとした響きで、角を感じませんね。

「つむじを曲げる」「へそを曲げる」も似た表現で、
「曲げる」は本来の形をゆがめることから、
“気を損じた”さまを表します。

「ご機嫌斜め」
機嫌が悪いこと。

この“斜め”もおもしろい表現ですよね。

日本人は円形・垂直・水平をよしとする考えがあり、
三角形など傾いたものを好まず、よくないとしたことから、
古語「なのめ」には “いいかげんだ” “おろそかだ” という意味がありました。
これが「ごきげんななめ」という言い方に残ったとされています。
辞書を引くと、
「斜」には“傾いてる”意の他に、人の気持ちなどが普通とは違っていること。わるいこと。
とありました。

Webにおもしろい解釈がありました。
・腹を “立てる” ほどではない、その途中の斜め程度。
・斜め → 気分が下り坂。

斜といえば、「斜に構える」という語があります。
1、剣道で、刀を斜めに構える。
2、身構える。改まった態度をする。
3、物事に正対しないで、皮肉やからかいなどの態度で臨む。

「しゃに構える」 「はすに構える」
2つの言い方がありますが、どちらも正解です。
剣道からきた語で、語源的に言えば「しゃ」です。
剣道には上段・中段・下段という構えがあり、中段の構えは胸元から相手に向かって斜めに刀を突き出す形で、一番隙のない構えになります。
ここから “身構える” “態度を改める” といった意味になりました。
現代では “皮肉な態度” の意味で使われていますね。




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2017年09月22日

不貞腐れる(ふてくされる)

不平・不満があって、投げやりになったり反抗的になること。
どうして「不貞」?
何か不貞と関係する話でもあり?
残念ながら「不貞」は当て字でした。
紛らわしい当て字はやめてほしいわ。
「ふてくされる」は「ふてる」+「くさる」
動詞「ふてる」は、“投げやりな行動をする”“強情をはる”意。
「ふてぶてしい」の「ふて」と同じで、「太い」からとされます。
「ふてくされる」の「腐る」は
相手の動作に対して軽蔑やののしりの気持ちを表すものです。
・いばりくさる
・まじめくさる
・言いくさる
・寝くさる
「・・くさる」は方言だと思っていました。

「ふてぶてしい」
開き直っていてずぶとい。大胆不敵である。

「ふてぶてしい」には
いくぶんかの“感嘆”のニュアンスも感じます。
太い神経。動じない強さ。
小心者にはこのふてぶてしさが羨ましく映ります。

「やけ」「やけくそ」「やけっぱち」
「自暴自棄」「破れかぶれ」「捨て鉢」
崖っぷちの言葉です。
捨て身で当たって道が開けることもありますけど。

「やけ」の漢字は「自棄」です。
動詞の「焼ける」から。
火事などの災難にあって全財産を焼き、がっかりしてしまう「焼け」から転じて、自暴自棄のふるまいを指すようになりました。

「自暴自棄」(じぼうじき)は孟子由来でした。
<<自ら暴(そこな)う者は、ともに言(かた)ること有るべからず。自ら棄つる者は、ともに為すこと有るべからず>>
不満や失望などが原因で、やけになって自分の身を粗末に扱うこと。

「捨て鉢」の「鉢」は、托鉢の僧が持っている鉢のこと。
修行の厳しさに耐えられず、ヤケを起こして鉢を捨てて逃げ出したことから。

小僧さん、よっぽど辛かったんですね。
情景が浮かんで「捨て鉢」に哀愁を感じます。

「落とし前」(おとしまえ)
もめごとの後始末。そのための金品。

「落とし前をつけてもらおうか」
ドラマでよく聞きますね。
香具師(やし)・的屋(てきや)の間で使われていた隠語で、露店などで商品の値段について客と話をつけること。
「落とす」は“決着させる”意、
「前」は分け前の「前」と同じく金額のことで、
“決着させる金額”というのが原義。
そこから、もめごとなどの“仲に立って話を付ける”意に。
さらに“後始末をつけること”をいうようになりました。




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2017年09月21日

二択問題|どちらが正しいでしょう?

間違いやすい語を集めた本を手に取りました。
多くは私も取り上げたことがあるものでしたが、だいぶ忘れていていくつも間違ってしまいました。
私の記憶がお粗末なせいもありますが、引っかかりやすい語というのもありますね。

さあ、どちらが正しいでしょう。
答えは最後にあります。

1) いちようらいふく の時を待つ
一陽来復 / 一陽来福

2) いっちょういっせき にはできないこと
一鳥一石 / 一朝一夕

3) いはつをつぐ
衣鉢 / 遺髪

4) かいきえん をあげる
快気炎 / 怪気炎

5)年末は かきいれどき
掻き入れ / 書き入れ

6) かつをいれる
渇 / 活

7) 肝に めいじる
命じる / 銘じる

8) こんりんざい 付き合いたくない
今輪際 / 金輪際

9) さいだい 漏らさず報告を
細大 / 最大

10)じゃっかん 二十歳
若干 / 弱冠

11)せいこん 尽き果てる
精魂 / 精根

12)袖振り合うも たしょうのえん
多少の縁 / 多生の縁

13)たいぎめいぶん
大義名分 / 大義名文

14)たんとうちょくにゅう にものを言う
単刀 / 短刀

15)戦時下 とうか管制がしかれた
灯火 / 灯下

<答え>
1)一陽来復
冬が終わり春が訪れること。
転じて、悪いことが続いた後で幸福に向かうこと。
2) 一朝一夕
3) 衣鉢を継ぐ
4) 怪気炎
5) 書入れ時
6) 活を入れる
7) 肝に銘じる
8) 金輪際
9) 細大
10)弱冠
11)精根
12)多生の縁
13)大義名分
14)単刀直入
15)灯火管制
「灯火親しむべき候となりました」という慣用句があります。
夏が去り、灯りの下も過ごしやすくなり、読書に適した秋が到来したという意。



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2017年09月20日

つっけんどん

言葉や態度がとげとげしいさま。冷淡なさま。
「つっけんどん」は、漢字にすると「突っ慳貪」
「慳貪」(けんどん)って語があったんです。
「慳」は“物惜しみする”
「貪」は“むさぼり欲する”意で、
「慳貪」は、けちで欲が深いこと。
そこから、
思いやりのないこと。愛想のないこと。荒っぽいことも表すようになりました。

類語に「邪見」(じゃけん)があります。
相手の気持ちをくみ取ろうとせずに、意地悪くむごい扱いをすること。

「じゃけんにする」は、ちょっと冷たい態度をとるくらいの感覚でしたが、意味をみるともっと悪意がありますね。
悪意のないのが「そっけない」で、愛想が無いこと。
「そっけない」は「素っ気ない」と書きます。
「すげない/すげなし」に「素気」と当て字をしたことから。

近年の造語で「ツンデレ」という珍妙な語があります。
つっけんどんな “ツンツン” と、好意的な “デレデレ” が合体したもの。
2002年頃からアニメ仲間の掲示板に登場し、2005年頃から一般に広まったようです。
関係筋によりますと、「ツン」と「デレ」の黄金比は9:1だそうです。
二面性のギャップが魅力を引き立てている場合に、ツンデレと呼ぶようです。

さて、「つっけんどん」に戻りまして、
「つっ」は「突」で、下の語を強調する接頭語です。
・つっ走る
・つっ込む
・つっぱねる
・つっ伏す
・つっかける
・つんのめる (この「つん」も「突」から)
・つん出る
接頭語が付くことで枠からはみ出す感じ。語に勢いが出ます。

「すっ」は「素」から。
・すっとんきょう
・すっぽかす 「放かす」(ほかす)
・すっとぼける
・すっ裸
・すっ飛ぶ
・すっ転ぶ

「かっ」は「掻き」から。
・かっ込む
・かっ飛ばす
・かっさらう
・かっぱらう

「ぶち」は「打つ」(ぶつ)の連用形から。
→「ぶっ」「ぶん」
・ぶち切れる
・ぶち壊す
・ぶちあける
・ぶっ飛ばす
・ぶっ倒れる
・ぶっかける
・ぶっ殺す
・ぶん投げる
・ぶん殴る

濁音になると、ちょっとガラ悪くなります。




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2017年09月19日

ちはやぶる

聞き覚えがあり、語の存在は知っていましたが、
意味を調べたことはありませんでした。

調べてみると古の日本のことを知らないと理解できないことばかりで、歴史に疎い私は辞書を引き引き、行きつ戻りつしながら進みました。

きっかけは、Webで目に留まった以下の内容。
<【荒振る】の反対語は【千早振る】
【千早振る】は軸が高速で回転し、しっかりしているためブレないということ>
「荒振る」と「千早振る」が対語?
軸がブレない?? 独楽のこと???
何を言ってるのか理解できませんでした。
私は「あらぶる」という語があると思っていましたが、そんな語は存在せず、
「荒ぶる神」「荒ぶ」という語があるのでした。
「あらげる」と使われていますが、正しくは「荒らげる」(あららげる)です。

古語「荒ぶ」(あらぶ)
1、荒々しくする。あばれる。
2、情が薄くなる。疎遠になる。

「荒振神」(あらぶるかみ)
荒々しく乱暴な神。天皇の支配に服さない神。

さて、ようやく「ちはやぶる」です。
「千早振る」(ちはやぶる)
動詞「ちはやぶ」の連体形から。

「千早ぶ」(ちはやぶ)
勢い激しくふるまう。強暴である。

「千早振る」
◇枕詞(まくらことば)
「神」や地名の「宇治」にかかる枕詞。
勢いが激しい強大な「氏」(うぢ)の意から、同音の「宇治」にかかるようになったとされる。
◇連体詞
勢いが強い。荒々しい。

古事記において、天皇の支配に服さず傍若無人に暴れる神のことを「荒振國~」(あらぶるくにつかみ)と表現しています。
〇この沼の中に住める神、いとちはやぶる神なり。(古事記)

「千早人」(ちはやひと)という宇治にかかる枕詞もあります。
威勢の強い人の意で、「氏」(うぢ)のほめ言葉。

日本神話に登場する神々は二種類あります。
一つが「天つ神」高天原にいる神々。
もう一つが「国つ神」日本古来の土着の神々。
対比してみると、
国つ神 : 天つ神
地上の神 : 天上の神
地祇(ちぎ): 天神(てんじん)
日本古来の神 : ヤマト王権の神
出雲王国 : ヤマト王権(天皇家)

国つ神=国津神
天つ神=天津神
「津」(つ)は現代の「の」のことで、「国の神」「天の神」のこと。

「高天原」(たかまがはら)
国つ神の地上の世界に対して、天つ神の国をいう。

ここで、少しだけ時代背景を。
ヤマト王権には大伴氏・物部氏・蘇我氏といった、有力氏族がいて 政治権力を分有していました。
近年の考古学の進展により、ヤマト王権以前に出雲王国が存在していたことが、明らかになっています。
8世紀のヤマト王権は、出雲王国の実在を知っていたからこそ、出雲を神話にしてしまいました。
古事記の中では出雲の神は悪役とされています。
日本の歴史を抹殺しなければ、政権の正当性と正統性を証明できなかったと考えられます。

※「大和朝廷」と「ヤマト政権」
「大和朝廷」と「ヤマト政権」という表記があって、混乱しました。
従来、弥生時代後、奈良時代前の時代を、大和時代と認識されていましたが、その後の研究によって古墳時代と飛鳥時代 2つに区分する見方が主流になりました。
古墳時代・飛鳥時代には「大和」という熟語も、「朝廷」という政治体制も確立されていないとわかってきました。
そのため「ヤマト政権」とするのが適切だと考える学者が多くなり、「ヤマト政権」と表記されるようになってきています。



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2017年09月18日

大和言葉を使ってみたい

・恐れいりますが
・お力添えをお願いします
・折り合いをつける
・お骨折りいただきまして
・お手すきのときに
・身の丈を越えたご依頼ですので
・私には荷が勝ちますので
・このうえなく光栄なことです
・お厭い下さい(おいといください)

やわらかいもの言いいで、耳に心地よいですね。
こういった言葉がスルリと出るようになりたいものです。
またこんな言葉も知っておきたいところ。

○つぶさ (具に)
こまかくて詳しい様子。
・社会の変化をつぶさに観察してきた人物

○さることながら (然ることながら)
「AもさることながらB」という言い方をします。
AももちろんそうであるがBはもっとだ。たいていは「よい」ことに使う。
・彼は実力もさることながら強い運を持っている。

○なかんずく (中ん就く)
特に、とりわけその中で。
・団体旅行は欧州、なかんずくパリなどで馬鹿にされた。

○あながち (強ち)
後に打消しを伴って、そうとは断言できない。
・その提案はあながち非現実的とは言えない。

○いささか (些か)
ほんの少し。ちょっと。
・彼女の告白にいささかも感情を動かさなかった。

○あわや
もう少しのところで。危うく。
・焚火からあわや大火事になるところだった。

○かろうじて (辛うじて)
やっとのことで。からくも。
・かろうじて理性が彼を引きとめた。

○かたがた (傍)
- - するついでに- -する。がてら。
・お礼かたがた伯母の家へ寄ってみるつもりだ。

○ついぞ (終ぞ)
後に打消しの語を伴って、
これまで一度も - - ない。
・1年以上も漂流して、鳥の姿はついぞ一度も見なかった。

○そもそも (抑)
[名]最初。ことの発端。
接続詞「そもそも」が文頭に置かれるところから。副詞的にも用います。
[接]いったい。だいたい。さて。
改めて説き起こすときに用いる語。
・そもそも人間は欲深いものである。

●言わずもがな
1、言う必要のないこと。むしろ言わない方がよいこと。
・言わずもがなのことを尋ねてくる。
2、言うまでもないこと。もちろん。
・大人は言わずもがな、子供さえ知っている
動詞「言う」の未然形
+ 打消しの助動詞「ず」の連用形
+ 終助詞「もがな」

「もがな」
願望をあらわす終助詞。“〜だといいなあ” といった意。
以下の成句があります。
・あらずもがな
・きかずもがな
・やらずもがな

「言わずもがな」は
本来は「言わなければいいが」「言わないでほしい」が、
終助詞「もがな」の意味が忘れられ、
「言わずも」→「言わでも」→「言わなくても」と誤解され、
現代では「言わなくてもいい」「言う必要がない」の意味で使われています。




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2017年09月17日

路肩(ろかた)

道路として有効な幅の、その両外側の路面。

「路肩」って、変な言葉ですよね。
読み方もだし、なぜ肩なんだろうと思いませんか?
何か由来があるのだろうかと、検索してみました。
解説した記事がほとんど見られなかったのですが、
たぶん、英語の「ROAD SHOULDER」からのようです。
そのまま訳したと考えられます。
「shoulder」だけでも「路肩」を意味します。
道路の写真を見ながら、道を切り取って立ててみれば、
道幅が背中で、両端が肩に見えないこともない?
私なら道の耳というけどな。
「道端」(みちばた)という語がありますが、
こちらは一般的な言い方の道の端で、
“道路の端あたり”“道路のほとり” “路傍”の意。
一方の「路肩」は道路法の用語です。
ということで、路肩はあっさり片付きましたので、
「路」の付く語に目を向けてみます。

「路地」(ろじ)
建物と建物との間の狭い道。

「ろじ」には「路地」と「露地」があります。
本来は「露地」と書き、屋根など覆うものがない土地を意味しますが、
いまでは、「路地」= 狭い道
として使われています。
「露地物」(ろじもの)や「露地栽培」はハウスものに対して、
雨露があたる土地ということで、「露」です。
お茶の世界で「露地」といえば、茶室や草庵の庭。また、門内や庭の通路。

「路地裏」は 表通りに面していないところ。
「路地裏」の写真を見ると、昭和の郷愁を感じます。

「隘路」(あいろ)
1、狭くて通行の困難な道。
2、物事を進める上で妨げとなるものや条件。支障。難点。ネック。
・予算枠が隘路となって計画が中断した
・資源の貧困は産業に多くの隘路を提供している

「隘」
道や土地などがふさがって細い。

「狭隘」(きょうあい)
1、面積などが狭くゆとりがないこと。
・狭隘路線とはバス路線の中でも
とりわけ狭い道路を走行する路線のことである。
2、心がせまいこと。度量が小さいこと。
・狭隘な心の持ち主

私は「隘路」も「狭隘」もあまり馴染みがありませんでしたが、道路関係で頻出の語でした。
「狭隘道路」「狭隘道路整備事業」「狭隘道路拡幅整備事業」
各地で道路整備が進められていました。




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2017年09月16日

かまける

そのことだけにかかわって、他をなおざりにする。

漢字は「感ける」なんです。
初めて見た気がします。変換もできるんですね。

「なおざり」は過去に取り上げましたが、復習です。
「等閑」(なおざり)
いいかげんにして放っておくこと。

「御座成り」(おざなり)
その場逃れにいいかげんな言動をすること。

例文
・一つのことにかまけると他がお留守になってしまう。
・仕事にかまけて家族を顧みなかった。
・育児にかまけて読書もできない。
・忙しさにかまけてその約束のことは忘れてしまった。

よく「忙しさにかまけて」と使いますが、
Webにちょっと使い方がおかしいのでは? という指摘がありました。
* * *
「かまける」の意味は、
“あることにかかりきりになって・・” なので、
「あること」を「忙しさ」に置き換えると、
「忙しさにかかりきりになって・・」ということになります。
これはどうもおかしい感じがします。
他にも、
「かまけて」を「○○を言い訳にして」
あるいは、「怠けて」という意味で使っている文も見かけます。
* * *
確かに。
「忙しさにかまけて」は一まとめの言葉になりつつあるのかも。
「かまける」は私も微妙に勘違いしてましたが、意味があいまいなまま使われている気がします。
“一つのことだけに心がとらわれて他が疎かになること”
と、再確認したいと思います。
似ている語に「ゆるがせ」があります。
漢字は「忽せ」で、こちらも読めないわー。

「ゆるがせ」
「いるかせ」の音変化。室町時代までは「ゆるかせ」
1、物事をいいかげんにしておくさま。なおざり。おろそか。
2、寛大なさま。のんびりしたさま。
・それは一点一画もゆるがせにしない見事なものであった。
・一分もゆるがせにできぬ正確さが要求されていた。
「ゆるがせにしない」には何となく品格を感じます。

「忽」コツ・たちまち・ゆるがせ
1、非常に急。心がせく。にわか。たちまち。
2、うっかりする。おろそかにする。ゆるがせにする。
・粗忽(そこつ)・軽忽(けいこつ/きょうこつ)

「そこつ者」は聞きますが、「軽忽」は知りませんでした。
変換もできないので死語かと思いましたが、用例辞典を見ると昭和の小説に登場していました。
・軽忽に安請け合いしたことが悔やまれる。
・彼の軽忽な行動を責めた。

「忽」の字の印象が薄いのですが、
「たちまち」も「忽ち」表記はあまり見ない気がします。
熟語もそんなにありません。
惣菜(そうざい)の漢字が似ていますが、
「惣」は “全部をまとめる” “すべて”
ちなみに、
「忽ち」の語源は「立ち待ち」
立って待っている時間を “短時間” と思った昔の人からみたら、現代人のせわしなさはあきれるばかりでしょうね。




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2017年09月15日

寝穢い(いぎたない)

眠り込んでなかなか目を覚まない。寝坊。

「いぎたない」を “寝姿が汚い” と勘違いしていました。

「寝穢い」の対義語に「寝聡い」なる語がありました。
私には「穢」と「聡」が対になってるのが腑に落ちません。

「寝聡い」(いざとい)
「い」は眠ることの意。
目が覚めるのが早い。目が覚めやすい。

「寝聡い」は聞いたことがありません。
用例辞典にも載っていませんでした。

「目ざとい」は「目聡い/目敏い」で、
1、見つけるのが早い。目が早い。
2、目が覚めやすい。

「聡」
物わかりがよい。賢い。さとい。

「敏」
1、頭の働きがすばやい。さとい。
2、行動・動作がすばやい。

「敏」は“すばやい”としか認識してませんでしたが、
“さとい”という意味があったんですね。
「聡敏」(そうびん)という語もあります。
“聡明鋭敏であること”

辞書を見てましたら、
「寝落ち」(ねおち)というのがありました。
俗に、何かをしている途中で眠ってしまうこと。
最近の語でしょうか。
幼児が今にも眠りに落ちそうになりながら、頑張って食べようとする映像が目に浮かびます。
最後は睡魔に負けてカクンと頭が落ちます。
まるでロボットの電池切れのよう。

「穢」
ワイ(漢)・エ(呉)・アイ(慣)・けが-れる
1、雑草で荒れる。 「蕪穢」(ぶあい)
2、きたない。 「汚穢」(おわい)・「醜穢」(しゅうわい)

「穢」で今に使われているのは「穢れ」ぐらいでしょうか。
改めて「穢れ」(けがれ)とはどういう意味なのか調べてみました。
http://jinnjanotisiki.com/realmeaning/
古代日本において浄・不浄の思想があったことは、古事記からも明らかです。
罪によって惹き起こされた神の怒りをなだめるために、祓い(はらい)と禊(みそぎ)が行われました。
「祓」(はらえ)
神に祈ってけがれを清め、災厄を取り除くこと。また、そのための神事。
祓の方法には、水を用いる禊(みそぎ)と、
祓麻(はらえぬさ)で祓う方法の2つに分けられます。
「禊」(みそぎ)
川や海の水で身体を洗いそそぎ、罪や穢れを祓い清めること。
日本に伝来した仏教は、穢れの思想をもつヒンドゥ教的色彩を帯びていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%A2%E3%82%8C
神道・仏教ともに穢れに対する意識はありますが、もっとも異なるのは、死に対する考え方です。
神道では死や血を穢れとしますが、仏教では死を穢れとみなしません。
仏教では死は輪廻転生の一つに過ぎませんから、穢れという概念はありません。
仏教なのにお葬式でお清めの塩を貰っていますが、本来は必要ないこと。
神道では不浄に触れると、神様はその力をなくしてしまうという考えがあり、“罪” “穢れ”を忌み嫌います。
人が亡くなると近親者は忌み明けするまで、神様への参拝などを控えます。
穢れはお祓いをすることで清められるとしたのは神道。
清めの儀式を司ることで神道の権威を高めようとした。
という解説がありました。



posted by 空凛 at 08:13| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

蹲踞/蹲居(そんきょ)

1、うずくまること。しゃがむこと。
2、人が通行するとき、両ひざを折ってうずくまり、 頭を垂れて行う礼。
3、相撲や剣道で、つま先立ちで深く腰を下ろし、 十分ひざを開き、上体を正した礼の姿勢。

知らない語でした。
これヒップアップの体操を探していて拾ったんですよ。
お相撲さんの基本姿勢がお尻にいいらしいです。
やってみると足はそんなに開かないし、つま先でバランスとるのは難しくてグラグラします。

画数の多い漢字は難解に見えてしまいますが、どんな意味があるのでしょう。
「蹲」ソン・シュン・うずくま-る
1、うずくまる。しゃがむ。
2、平伏する。ひれふす。

「蹲」は「つくばい」とも読みます。
茶道に登場する手水鉢(ちょうずばち)のことです。
突(つ)き這(は)うから。
手を洗う時 つくばう(しゃがむ)ことから、「蹲う」(つくばう)。

「踞」キョ・コ・うずくま-る
1、しゃがむ。うずくまる。
2、おごりたかぶる。

「蹲」「踞」ともに “しゃがむ” 意なんですね。
「うずくまる」は「蹲る/踞る」両方の漢字が当てられています。
意味は、
1、からだを丸くしてしゃがみ込む。
2、しゃがんで礼をする。

「うずくまる」には
単に “しゃがむ” 以上の意味を感じていたので、ちょっと疑問がわきました。

「しゃがむ」
ひざを曲げ、腰を落として姿勢を低くする。
漢字は当てられていません。

それでは「うずくまる」と「しゃがむ」の違いは?
このQ&AもWebにありました。
* * * *
しゃがむ-----下半身だけ畳む
うずくまる---下半身も上半身も畳む
* * * *
しゃがむ----たんに身体の状態
うずくまる--痛いとか悲しいとかで、あるいは何かの要因でじっと動かない状態。
* * * *
私も「うずくまる」には良くない状況を思い浮かべます。

「かがむ」とうい語もありますね。
腰を低くしながら前傾姿勢をとること。漢字は「屈む」です。
「屈む」は膝を折り曲げません。

「蟠踞」(ばんきょ)
1、広く根をはって動かないこと。 また、とぐろをまいて動かないこと。
2、広い土地に勢力を張って、そこを動かないこと。

「蟠」バン・ハン・わだかま-る
1、わだかまる。とぐろを巻く
2、めぐる。ぐるぐると平面をまわる。

「わだかまる」の漢字が「蟠」なんですね。初めて見た気がします。

「わだかまり」
心の中につっかえたようになって、たまっている感情。
「蟠」の原意を知ると、
不平・不安がとぐろを巻いて心の中に居座っている絵が浮かびます。
これは早いこと振り払わなきゃ。




posted by 空凛 at 13:12| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月13日

蠢く(うごめく)

虫がはうように絶えずもぞもぞ動く。

漢字が示すように“虫が動く”意。
絶えずもぞもぞと細かい動きを続けるイメージ。
でも現在の用法は少し変わってきています。
「蠢く」の類語を見ると、
裏工作する・水面下で動く・こそこそと動く
といった意味が並んでいました。
現在では、虫の動きというよりは、“人の陰の働きかけ” として使われています。
「蠢く」で図書検索をしてみたら、
・蠢く野中広務
・関西に蠢く懲りない面々
・蠢く! 中国「対日特務工作」
・阿部政権誕生に蠢く改憲ゴロのカネと裏人脈
といった政治がらみの本が出てきました。

「蠢動」 (しゅんどう)
1、虫などがうごめくこと。また、物がもぞもぞ動くこと。
2、つまらないもの、力のないものなどが騒ぎ動くこと。

「もぞもぞ」に近い擬態語に
「もそもそ」「もごもご」「うごうご」があります。

「うごうご」
虫や物などが少しずつ動くさま、江戸時代に使われていました。
1、うごめくさま。特に、得意になって鼻をうごめかすさま。
2、元気がなく、うじうじしたさま。

「めく」は擬態語に付いて五段動詞を作ります。
“そのようになる” “似た様子になる”
・ウゴめく
・キラめく
・ザワめく
・ドヨめく
・ヒラめく
・ホノめく
・ユラめく
・ヨロめく

「ウゴ」「キラ」「ザワ」・・はみな擬態語です。
「ウゴウゴ」今は聞かなくなりましたが。
「ユラ」は元は玉や鈴などが触れ合う音。
「ウゴ」に「く」を付けて動詞にしたものが、「動く」です。
「蠢」からきているので、動くは移動ではなくて小さな動きをさしていました。
鎌倉時代まではそういう感じが意識されていましたが、次第に薄れて、今の「動く」になっています。

私の造語で気に入っているのが、「ミリミリ進む」です。
「ミリ」は単位の「mm」のこと。
見えないほどわずかだけど、ともかく前進している。
限界の壁にミリッと裂け目が入っていく音も掛けています。




posted by 空凛 at 09:15| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

ままならない

思い通りにならない。

この「まま」って何?
辞書には思いもしない漢字が並んでいました。

「まま」=「儘/随/任」
1、その状態に変化のないこと。
2、思い通りの状態。自由。
3、成り行きにまかせること。

「まま」は「まにま」の音変化とありました。
では「まにま」とは?
「随」(まにま)
他の意志や事態の成り行きに従うさま。

多くは「まにま」に格助詞「に」が付いた「まにまに」という形で使われています。
・風のまにまに飛んでいく
・ボートは波のまにまに漂った
「まにまに」の使用例を見ると、ほとんど“風”と“波”と共に使われていました。
1、他人の意志や事態の成り行きに任せて行動するさま
2、ある事柄が、他の事柄の進行とともに行われるさま。
…につれて。…とともに。

何の疑いもなく、「まにま」は「間に間に」だと思っていました。

「儘」ジン・ことごと-く・まま
声符の「盡」(じん)は、聿 + 皿 (聿は筆)
器の中をはけではらって空にするさま。
そこから“つきる” “なくなる”意に。
「尽」は「盡」の略字。
「儘」の略字が「侭」

「儘」(まま)
1、なりゆきにまかせること。
2、思う通りの状態。自由。
3、その状態を変えないこと。

「ことごとく」も3つの漢字が当てられています。
「儘く/悉く/尽く」
すべて。一つ残らず。

「わがまま」も「我儘」という熟語になると、仏教語っぽく見えてしまいます。

「わがまま」の類語には、
勝手・身勝手・手前勝手・自分勝手・得手勝手・気儘・自儘(じまま)

ちなみに、「ままごと」の「まま」は 母(ママ)ではなく、飯(まま)からきています。

「ままはは」は「継母」
大和言葉の「まま」を漢字の「継」に当てたもの。

「継」 ケイ・つぐ・まま
「ケイ」
1、あとを受けつぐ。
2、血縁でない親子関係
「まま」
1、継母。
2、血のつながりがない意。

「まま」は古事記にもある古い言葉です。
「継兄」(まませ)・「継妹」(ままいも)という語もありました。


posted by 空凛 at 15:31| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする