2018年01月04日

「店」と「見世」

「店」と「見世」が同じ意味ということを最近知りました。

「店/見世」(みせ)
「見せ棚」の略から。
1、商品を陳列して売る場所。商店。たな。
2、江戸時代、妓楼(ぎろう)で、遊女が通りかかる客を呼び入れる格子構えの座敷。張見世。

「仲見世/仲店」(なかみせ)
社寺の境内などにある店。

「みせ」という言葉は、
「見せる」という言葉から始まったものと言われています。
「見せて売る」ために棚を設けて、
「見世棚」と言う商売方法が始まり、現在の商店の原型に。
「見世」は「見世棚」(みせだな)の略。
この大和言葉の「みせ」に、
同じ意味の漢字「店」を当てました。

「見世棚」の頭を略した「棚」も「店」と同じ意味で用いられ、
「店」を「たな」とも読みます。
「店」は一つの場所に家を構えるといった意味を含む字で、
市の露店・行商品などと区別するために用いられたと思われます。

「店/棚」(たな)
1、「見せ棚」の略で、商品を陳列しておく場所。みせ。
2、奉公先の商店。また、職人の出入り先の商店。
3、貸家。借家。

「大家」に対して「店子」(たなこ)という語がありますが、
現在はあまり聞かれませんね。
落語では面倒見のいい大家さんとおバカな店子の話が出てきますが、家賃は振込ということが多くなって、大家と店子の関係も希薄になっています。





posted by 空凛 at 10:37| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする