2018年01月07日

語源特集 2018*

明けまして おめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

2018年のスタートは語源特集です。


☆「気質」(かたぎ)
その身分・職業などに特有な気風・性格。

職人が使った「形木」(かたぎ)から。
「形木」
模様を彫り抜いた木のこと。
平安時代にその形木を使う染め物職人に独特の気質があり、
それを一般の人が「かたぎ」と呼ぶようになったことから。
ちなみに、
ヤクザに対するカタギは「堅気」です。


☆「ひやかし」
1、冗談などを言ってからかうこと。
2、買う気がないのに商品を見てまわること。
登楼しないのに、遊女を見てまわること。

由来は紙漉き職人。
江戸時代、浅草紙を作っていた職人たちが
紙の原料を水に浸して「冷やかし」ている間、
近くにあった吉原遊郭に出かけて、
張り見世の遊女を見て回ったことから。


☆「下げ墨む」(さげすむ)
1、墨縄を下げて、柱などの傾きを調べる。
2、おしはかる。思量する。

下げ墨(さげすみ)の動詞化。
「下げ墨」
大工が柱などの傾きを見るために、
墨糸を垂らして見定めること。
その後、
「下げ墨む」に「蔑む」という漢字が使われるようになりました。


☆「目白押し」(めじろおし)
1、多人数が込み合って並ぶこと。
また、物事が集中してあること。
2、子供の遊びの一。

鳥のメジロは眠るとき群れで集まり、
押し合うように並んで枝に止まる習性があります。
夕暮れ時になると、
メジロがかたまりの中心に割り込もうとする様子が
見られるそうです。
元々は、
子供が真似て「押しくらまんじゅう、押されてなくな」
といって遊ぶことを「目白押し」と呼びました。


☆「駆け出し」(かけだし)
その物事を始めたばかりで未熟なこと。新米。

修験道と呼ばれる宗教では、
人間と山の神を橋渡しするのが山伏。
山で寝起きするので「山伏」
山で修行して霊力を身につけて里に下ります。
この状態を「駆け出」(かけで)と言いました。


☆「無礼講」(ぶれいこう)
身分・地位の上下などを考えないで行う宴会。
堅苦しい礼儀を抜きにして行う酒盛り。

「無礼-講」ではなく「無-礼講」です。
「礼講」は、神に奉納した神酒を参列者も授かる儀式です。
礼儀を重んじる厳格な儀式であることから「礼講」。
礼講の後に、くだけた雰囲気の酒宴が開かれ、
これを「無礼講」と言いました。
「礼講」に対する「無礼講」なのでした。





posted by 空凛 at 09:18| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする