2018年01月12日

歩留り(ぶどまり)

製造業など お仕事で原価を意識されている方にとっては、
日常語だと思いますが、私には新鮮な語でした。
江戸の商人が使っていそうな古風な響きがあります。

一番スッキリした説明がデジタル大辞泉。

「歩留り」(ぶどまり)
1、加工する場合の、使用原料に対する製品の出来高の比率。
2、食品の原形物に対する食用可能な部分の比率。

いろいろな説明があって最初ちょっと戸惑いました。
簡潔に他の説明も並べてみます。
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yield rate 歩留率(%)=良品数÷製品製造数
生産されたすべての製品に対する、不良品でない製品の割合。
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製造ラインで生産される製品から、不良製品を引いたものの割合。
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歩留率 = 1 − 不良品率
良品率と呼ぶこともできる。
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歩留率 = 出来上がった製品の重さ ÷ 全体の重さ
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不良品が少なければ「歩留まりがいい」、
不良品が多いと「歩留まりが悪い」といいます。

「歩留り」は工場に限らず様々な分野で使われています。
どのように使われているか、いくつか紹介します。

●採肉歩留り
食品を加工するとき、
加工前の原料の重量に対する加工後の重量の割合。
歩留率が高いほどロスが少なく、加工技術が優れていると言えます。
例えば ブリの原価の出し方、
kg-1,000円するブリの場合、
8kgのブリを3枚に卸した重さが5kg。
歩留率は (5÷8)×100 = 62.5%
3枚卸しブリの原価 → 1,000÷62.5%=¥1,600/kg

●コンビニ・スーパー・デパートなどの店舗
品物の購入者数 ÷ 入店者数
高いほど良い。書店などは低い。

●金融業界
「預金歩留まり」
元の預金のうち、引き出されずに銀行に歩留まる預金の割合。
預金 ÷(現金+預金)
*この「現金」は引き出された現金のこと。

●不動産業界
新築マンションの案内件数に対する入居者数の割合
入居者数 ÷ 来場者数
例えば、
マンションのモデルルームに10組のお客様が来場し、
その内 1組が購入すれば 歩留まりは10%。
おおよそ歩留まり10%がマンションモデルルームの平均だそうです。

●人の定着率
・新入社員の歩留り
・内定歩留り

●その他
・アンケート調査の歩留り(回収率)
・ダイレクトメールの歩留り(返信率)
・広告の歩留り(問い合わせ率)






posted by 空凛 at 09:24| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする