2009年05月10日

折り入って・・・

「折り入ってお願いがあるのですが・・・」
私はこの「折り入って」をまちがって解釈していました。
“申し訳ないけど面倒おかけします”
といった意味に解釈していました。
腰を折るイメージがありました。

それでは正しい意味を見てみましょう。

「折り入って」副詞
動詞「折り入る」の連用形に助詞「て」の付いたもの。
特に心をこめて。じっくりと。

「折り入る」動詞
深く心をこめる。

「折」は、おので木をきる意で、
“おる”“くじく”“わける”などの意味しか見当たらず、
「折り入る」から“深く心をこめる”といった意味になるのが判然としません。

国字の「おり」は“機会”という意で、
折りしも
折柄(おりから)
折に触れて
折ある度に
折々に
折りよく
折悪しく
などと使います。

姑との折り合いが悪い
三社間で折り合いがつく
など、
「折り合い」(おりあい)はよく聞きますね。
1、人と人との関係。
2、互いに譲り合って一致点をみつけること。

類語は、「妥協」になると思いますが、
「妥協」
対立していた者の一方が他方に、あるいは双方が譲ることで意見をまとめること。

意味的には同じなんですが、
「折り合い」のほうが耳辺りが柔らかく、
「妥協」のほうが「折り合い」よりあきらめ感を、
私は感じてしまいます。

ところで、
競馬用語の「折り合い」は、
競馬のレースにおいて、馬が騎手の制御・命令に従うかどうかを言っています。
制御・命令に従うことを「折り合う」または「折り合いがつく」といい、従わないことを「折り合いを欠く」と言うそうです。



【関連する記事】
posted by 空凛 at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック