2010年02月14日

揣摩臆測/揣摩憶測(しまおくそく)

根拠もなくあれこれおしはかって勝手に想像すること。当て推量。

・部長の辞任に関して揣摩臆測が飛び交っている
・相手の出方を揣摩臆測する
・揣摩臆測は慎んでもらいたい

「揣摩」(しま)
他人の気持ちなどを推量すること。

「摩」は“こする”という意味以外に“おしはかる”という意味がありました。
「揣」も“おしはかる”意。「揣摩」以外では使われいない漢字のようです。
さらに「揣摩」だけで使われている例はほとんど見られず、
「揣摩臆測」として生き残っているようです。
また、
「揣摩の術」(しまのじゅつ)というのがありました。
中国の一種の弁論術で、君主の心を見抜き、思いのままに操縦する術のこと。
中国の論争は西洋の論争とは違い、相手を追い詰めることはせず、気持ちを取り込む術。
司馬遷の「史記」にでてくる張儀(ちょうぎ)と蘇秦(そしん)が揣摩の術の達人として有名で、合従連衡(がっしょうれんこう)という言葉もこの二人が成し遂げた偉業です。

「揣摩臆測」は、摩天楼の「摩」を調べていたら、
「揣摩」なる熟語が目に止まり、
「揣摩」から「揣摩臆測」に至りました。
最初、何か深い意味が隠された語なのかと思ってしまいました。
ずいぶん前に拾った言葉でしたが、めったに使われないし、お蔵入りかなと思っていましたが、山崎豊子「沈まぬ太陽」で目にして、取り上げる気になりました。

“おしかはる”に似た意味の熟語を拾ってみると、
推量・推測・推察・推考・推論・推当・推知・推定・
臆測・憶断・臆説・
想察・想像・恐察・忖度・
仮想・仮定・仮説・
予測・予断・見当・目算

「恐察」(きょうさつ)
他人の事情を推察することをへりくだっていう。拝察。

「恐察」は怖い警察かと思いましたら、まるで違いましたね。




posted by 空凛 at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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