2010年04月11日

粛清(しゅくせい)

厳しく取り締まって、不正な者を除くこと。
特に独裁政党などにおいて、反対派を追放すること。

「粛清」という語には、ゾワリとする恐怖と凄みを感じます。
「粛む」(つつしむ)と「清める」この2文字から生まれた熟語が、いつの間にか血なまぐさい歴史をまとって、虐待・拷問・処刑・迫害・残虐・凄惨と同じイメージに染まっています。

「粛」が持つ意味は、
シュク・つつし-む
1、つつしむ
2、うやまう
3、おごそか
4、ただす
5、そこなう
6、しずか

・場内は粛として声もなかった
・粛として襟を正す
・隊列は粛々と行進した

同じ「しゅくせい」でも
「粛正」は、
おもに制度や規則などを対象として、厳しく不正を除くこと。

「綱紀粛正」(こうきしゅくせい)という四文字熟語があります。
乱れた規律や風紀を正すこと。
「綱」は太いつな、
「紀」は細いつなの意で、
国家を治める大法と細則。また、一般に規律。

「粛啓」(しゅくけい)は、
手紙のはじめに用いる敬意を表す語で、「拝啓」と同じ「つつしんで申し上げる」ということです。

「粛殺」(しゅくさつ)は、物騒な意味かと思ったら、
秋の厳しい気候が草木を枯らすこと。

「粛清」よりも「粛殺」の方が相応しいのではと思ってしまいました。

さて、
「粛む」「謹む」「慎む」の違いは、
*「粛む」
身をひきしめてつつしむ。厳粛
*「謹む」
言動に注意してかしこまる。謹呈
*「慎む」
手落ちのないように気を配る。慎重

「謹製」(きんせい)は、
心をこめ、つつしんで作ること。また、その製品。
多く、食品の製造業者が用いる、とあります。
森永ミルクキャラメルの裏側には「森永謹製」と記されているとのこと。
そういえば、「謹製」という文字を目にしたかもしれません。
意味を知ろうともせず、見過ごしたままにしていました。
今度、「謹製」を探してみます。



posted by 空凛 at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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