2010年05月09日

揶揄(やゆ)

からかうこと。なぶること。

日常よく見聞きしているわりには、書けない「揶揄」です。

「揶」ヤ
からかう。あざける。
「揄」ユ
なぶる。からかう。

どちらも“からかう”という意味でした。
他での使用は見られず、「揶揄」として生き残っています。

“あざける”“なぶる”には、悪意しか伝わってきませんが、
“からかう”には、おふざけの軽さも感じます。
ひやかす・おちょくる・茶化すに近い語感です。

「からかう」
1、冗談を言ったりいたずらをしたりして、相手を困らせたり、怒らせたりして楽しむ。揶揄する。
2、抵抗する。争う。

「嘲る」(あざける)
人をばかにする。あざける。

「嬲る」(なぶる)
1、弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする。
2、からかってばかにする。愚弄する。
3、手でもてあそぶ。いじりまわす。

「弄ぶ/玩ぶ」(もてあそぶ)
「持て遊ぶ」から。
1、手で持って遊ぶ。いじくる。
2、心の慰みとして愛する。
3、思いのままに操る。
4、人を慰みものにする。なぶる。

Wikipediaには、
「揶揄」は、社会的立場が強い人に対して用いられ、風刺の意図が強い言葉として定義する。
とありました。

確かにWebでも政治に関するものが目に付きます。
・自民党の追及も、皮肉や揶揄のレベルを出ていない。
・首相の言葉を揶揄する発言
・政治家を揶揄するイラスト
・髪が薄い男性を揶揄する「かっぱ寿司」CMに非難の声

言い方が直接的でないということでは、
「あてこする」や「皮肉る」という語もあります。

「当て擦る」
ほかの話にことよせて、遠回しに悪口や皮肉をいう。

「皮肉る」は「皮肉」の動詞化で、
遠まわしに意地悪く相手を非難すること。

「皮肉」と「当てこすり」は同じ意味でした。
それでは
「風刺」は、
社会や人物の欠点・罪悪を遠回しに批判すること。

「愚弄」「嘲弄」よりは、「揶揄」や「皮肉」の方がじわじわボディブローに効いてくるような気がします。




posted by 空凛 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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