2017年08月07日

小回りの利く「小」

接頭語「小」の付く表現は多いですね。
良い・悪い、どちら向きにも表現の幅を広げてくれます。
軽やかです。

・小耳にはさむ
・小首をかしげる
・小腹がすく
・小躍りする
・小競り合い(こぜりあい)
・小気味いい
・小まめな亭主
・小ざっぱりする
・小洒落た(こじゃれた)お店
・小奇麗な身なり
・小粋なしぐさ

「小」には、
“いやしい”“心がせまい”“つまらない”
などの意味もあります。

・小うるさいハエ
・小ずるい男
・小細工をする
・小バカにする
・小難しい議論
・小生意気な子ども
・小利口に立ち回る
・小賢しい知恵
・小汚い恰好

女性は「小太り」と言われるととても傷つきます。

「小手先」(こてさき)は
“小器用”“小才”
という意味もありますが、
現在では、
“その場しのぎで、将来を見通した深い考えのないこと”
と、マイナスの意味で使われています。
「小器用」「小才」にしても、
“小者感”が漂っていて、あまり嬉しくない語です。

「小」は「ささ/さざ」とも読みます。
=「細」(ささ)
「さざ波」は“小さい波”なのでした。

「ささ濁り」
川の水が若干濁っている状態のこと。
アユの友釣りなどで使われるようです。

「さざれ石」(細石)は 元は“小さな石”の意。
「君が代」の歌詞に出てきます。
-------・----・----・-------
君が代は 千代に八千代に
さざれ石の いわおとなりて
こけのむすまで
-------・----・----・-------
小さな石が長い年月をかけて
巌(いわお)という大きな石になり、
さらにその上に苔が生えるまで。
悠久の時。

この歌詞は「古今和歌集」の短歌の一つなんですね。
1880年(明治13年)に曲が付けられ、
1999年(平成11年)に正式に日本の国歌となりました。

「小」に比べて「大」は
面白みのある表現が少ない気がします。

「大言」は良い/悪い 両方の意味を持ちます。

「大言」(たいげん/だいげん)
1、物事を誇張していうこと。
2、りっぱな言葉。堂々とした言葉。

posted by 空凛 at 08:38| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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