2017年08月27日

「だらしがない」の語源

「駄」+「臈次がない」から成っています。
と言っても「臈次」が何のことかわかりませんね。

「臈次」(らっし)
「ろうじ」の音変化。
1、法揩フ順序。出家後の年数
2、物事の正しい順序。次第。

法揩焉Hですね。

「法掾v(ほうろう)
インドでは布教の旅ができない雨期に
修行僧が1カ所に集まって修行する
安居(あんご)がありました。
この安居のことを年臈(ねんろう)・法臈(ほうろう)といい、
その臈を何回重ねたかによって座席の順位が決まりました。
その順位を表す言葉が「臈次」(らっし)。
順序がなく、無秩序・乱雑なことを「臈次がない」と言い、
これに“価値が低い”という意味の「駄」を付けて、
「駄らっしがない」→「だらしがない」に。

初期仏教では身分の上下関係がなかったため、
先輩・後輩の差によって秩序を保っていました。
日本の宮廷でも年功による序列を「掾v(ろう)で表しました。
平安時代中期以後、任官・叙位の順番は一掾E二掾E三揩ニし、
先に任じられた者を上掾A後から任じられた者を中掾E下揩ネどと区別しました。
これがそのまま上下の秩序として用いられて、
「搦氈v(ろうじ/らっし)と呼ばれました。

「搦氓燒ウい」(らっしもない)
秩序や順序がない。たわいもない。
だらしない。らちもない。

江戸時代の大奥にも「上臈」「大上臈」という役職名がありました。
飛騨の方言では、語源が残っていて、
「だらしがない」を「だっしゃもない」「らっしゃもない」
と言うそうです。
・だっしゃもねー格好しとるなぁ。



posted by 空凛 at 10:21| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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