2017年08月28日

武士語

「武士語辞典」というおもしろい本を見つけました。
ダラっーっとゆるい会話が氾濫している現代、武士の折り目正しくて硬い口調が新鮮に感じます。
今に通じる言葉も多いですね。

「相見互い」(あいみたがい)
武士同氏はお互いに思いやり、助け合うべきだという暗黙の社会規範。

「天晴」(あっぱれ)
見事。すばらしい。

「あにはからんや」
意外なことに。思いがけず。

「あまつさえ」
その上。それに加えて。

「有体」(ありてい)
事実ありのまま。

「安堵」(あんど)
安心する。

「委細」(いさい)
詳細。詳しい事情。

「痛み入る」
過分な好意などに対して恐縮の気持ち。

「付かぬ事」(つかぬこと)
突然違う話題を持ち出すこと。

「つらつら」(熟)
念入りに。丁寧に。
・つらつら考ゆるに・・

「いみじくも」
よくぞ。まさに的を得た。

「然り」(しかり)
強い肯定の言葉「その通り」

「戯言」(ざれごと)
冗談

「片腹痛い」
ちゃんちゃらおかしい。

「所業」(しょぎょう)
主として悪い行い。

「合点が行く」
納得できる。

「手元不如意」(てもとふにょい)
金銭的に余裕がない様。

「恐悦至極」(きょうえつしごく)
このうえなくうれしい。(目上の人に対して喜びの表現)
・ご健勝なご尊顔を拝し奉り恐悦至極でござります

武士は格調高くみせるために漢語を多用したり、
意識的に音読みにする傾向がありました。
<町人 > 対 <武士>
食べる・食う----食す(しょくす)
だます----------謀る(たばかる)
今度------------此度(こたび)
それでしたら----然らば(しからば)
そうですね------左様(さよう)
詳しく----------子細(しさい)
風邪気味ですので--風邪(ふうじゃ)の気味にござれば

次回も武士語が続きます。



posted by 空凛 at 09:27| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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