2017年08月29日

武士語 2

今回は 現在の意味とは違ったり、聞かれなくなった武士語を紹介します。

「出来物」」(できぶつ)
立派な人物。傑物。
「できもの」と読むと“吹き出物”になります。

「卒爾ながら」(そつじながら)
突然失礼ながら
・卒爾ながらご貴殿のご尊名を承りたい。

「他行」(たぎょう)
外出。不在。

「停止」(ちょうじ)
やめること。
・この揉め事はそろそろ停止と致さねば。

「打擲」(ちょうちゃく)
ぶつ。

「鳥目」(ちょうもく)
少額の銭。または金銭一般。
昔の丸い穴あき銭の形が鳥の目に似ていることから。

「尋常」(じんじょう)
正当の。正規の。

「奸智にたけた」(かんちにたけた)
ずるがしこい。
「奸」は“邪悪”の意で、
「奸智」(かんち)とは“悪知恵”
「奸物」(かんぶつ)は“ずるがしこい奴”“大物の悪党”

「私曲」(しきょく)
お役目に乗じ私利を計ること。
「曲」は“正しくないこと”

「曲事」(くせごと) 、「曲者」(くせもの)

「間者」(かんじゃ)
スパイ。

「故障を申し立てる」
「故障」(こしょう)は“意義”“苦情”

「些事」(さじ)
とるに足らない細かいこと。
・今はそのような些事は後回しにされよ。

「肉置き」(ししおき)
体の肉のつきぐあい。
主に女性の豊満な肉付きをいいました。
肉のイメージがちょっと生々しいかも。

「食言」(しょくげん)
前言を翻すこと。約束を守らないこと。
・食言をなさるとは武士にあるまじき所業ぞ。

「候」(そうろう)は鎌倉時代には話し言葉として使われ、
室町時代には「庭訓往来」という書物で、手紙の作法がほぼ決まり、昭和20年代初め頃まで使われました。

「庭訓往来」(ていきんおうらい)
1年各月の消息文を集めた庶民用の初等教科書。
生活上必要な用語が網羅されていて、江戸時代には寺子屋の教科書として広く用いられました。

「往来物」(おうらいもの)
平安時代から明治初期にかけてつくられた初歩教科書の総称。



posted by 空凛 at 09:26| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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