2017年08月30日

啖呵を切る

歯切れのいい言葉で、勢いよくまくしたてる。

語源は、
「痰火を切る」で“痰火を治すこと”
「痰火」とは、咳と一緒に激しく出る痰。
また ひどく痰の出る病気。
痰火がなおると胸がスッキリするところから。

「啖呵」(たんか)
1、威勢のいい言葉、歯切れの良い言葉。
2、香具師(やし)などが品物を売る時の口上。

「啖」タン
むさぼり食う。

「健啖家」(けんたんか)
食欲の旺盛な人。大食漢。

「呵」カ
1、しかる。どなる。とがめる。
2、大きな声で笑うさま。

「呵」には“しかる”と“笑う”という
対局にあるような意味が同居しています。
マンガの吹き出しに「カカカカ」と笑うシーンがありますが、
まさに「呵呵」(カカ)で、大声で笑うという意味があります。
「呵々大笑」(かかたいしょう)という語もありました。
“高く大いに笑うこと”
一方、良心の呵責という時の「呵責」(かしゃく)は、
“責め苦しめること” “きびしく責めること”

「一気呵成」(いっきかせい)
ひといきに文章を書き上げること。また、一気に仕事を成し遂げること。

バナナの叩き売りのような、巧みな話術で客を楽しませて売る手法を、
「啖呵売」(たんかばい)といいます。
祭りの夜店では今でも啖呵売は見られるのでしょうか。
現代の寅さんは実演販売の方でしょうか。
商品のアピール力、パフォーマンス力で売りに売ります。
「口八丁手八丁」という語が浮かびましたが、これには少し悪いニュアンスもあり。
「八丁」って、
“8つの道具を使いこなす”意で、物事に達者であること。
「八挺」とも書きます。
「達者」には“したたか”という意味もあります。



posted by 空凛 at 14:47| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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