2017年08月31日

的を「射る」のか「得る」のか?

よく取り上げられている語だと思いますが、
私はこの間も「あれどっちだったっけ?」と辞書を引きました。

〇的を射る(まとをいる)
×的を得る(まとをえる)

正しい言い方は「まとをいる」ですが、
いまや「まとをえる」が優勢だと思われます。
以下のような似た言葉があって、混同されたようです。
・当を得る = 理に適っている
・的を射る = 要点をうまく捉えている
・正鵠を得る= 〃
・正鵠を射る= 〃
「正鵠」(せいこく)の場合は、「 得る/射る」 どちらも正解。
言葉のブログを運営されている方が
“間違えられる言葉にも問題がある”と書いてらっしゃいました。
確かに。
いいずらかったり、意味を誤解されやすかったり、
難ありの語かもしれません。
言葉は多勢に使われて生き残っていくものですから、
使い勝手の悪い語は淘汰される運命かもしれません。
「的を得る」は
まだ全部の辞書には認められていませんが、時間の問題のような気がします。

読み間違いによって広まった語も多いですね。
●慣用読みが広まった語
( )カッコ内が本来の読み。
悪名(あくみょう)-------- あくめい
荒らげる(あららげる)--- あらげる
残滓(ざんし) ------------ ざんさい
逐電(ちくてん)---------- ちくでん
重複(ちょうふく)-------- じゅうふく
白夜(はくや) ------------ びゃくや
味気ない(あじきない)--- あじけない
御用達(ごようたし)----- ごようたつ
茶道(ちゃどう) --------- さどう
世論(よろん) ----------- せろん
手を拱く(てをこまぬく)---- てをこまねく
出生率(しゅっしょうりつ)-- しゅっせいりつ



posted by 空凛 at 09:21| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。