2017年12月26日

緒に就く(しょにつく)

「緒に就く」はいつも読みに迷いが生じます。
正しい読みは「しょにつく」ですが、
慣用音として「ちょにつく」が認められていて、
半々くらいの勢力になっているような気がします。

今回、複数の辞書を当たってみて、
辞書によって少しばかり意味の幅があることに気づきました。
“物事に着手する” というところは共通なのですが、
“着手した物事の見通しがついて軌道に乗りだす” や
“物事がある目的や計画に沿って進んで行く糸口ができる” や
“物事の見通しがついて事を始める”
などの意味があってちょっと混乱しました。
類語として「見通しが付く」が載っていることもあり、
着手だけでなくその先までも意味するのかと認識を新たにしました。

「緒」
物事の初め。いとぐち。

「端緒」(たんしょ/たんちょ)
物事の始まり。いとぐち。手がかり。

「端緒」の表現としては、
・端緒を開く
・端緒をつかむ

「緒」の呉音は「ジョ」、漢音は「ショ」
そして慣用音が「チョ」
知りませんでしたが、
「緒戦」「緒論」「緒言」「情緒」にも慣用音「チョ」がありました。
私の場合は「チョ」と読むのは「情緒」のみ。
「一緒」と「由緒」は「チョ」とは読まれません。
「いっちょ」「ゆいちょ」だと幼児語みたいです。

「就く」は「付く」と同源。
・帰途に就く
・眠りに就く
・床に就く
・職務に就く
・任務に就く
などは「就く」が当てられ、
「嘘をつく」「ため息をつく」は「吐く」
鐘は「撞く」、米は「搗く」です。





posted by 空凛 at 09:25| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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