2018年01月09日

耳をそろえる

必要なお金を全額用意すること。

こわもての借金取りが「耳をそろえて返してもらおうか」
と脅す場面が目に浮かびます。

「耳」には織物・紙・食パンなどの端の部分という意味もあります。
語源を見ると、
耳は頭部の中心から端に位置することから。
大判や小判のヘリも耳と呼んでいました。
ここから大判や小判のヘリを揃えること、
つまり金額を不足なく整えることを「耳をそろえる」と言うようになりました。

ここで「端」と「へり」と「ふち」の意味を確認。

「端」(はし)
中央や中心からいちばん離れた部分。

「縁」(へり)
1、池・穴などに接したすぐそば。そのものに入るすぐ手前をさす。
2、もののはし。ふち。
3、2につけた飾り。特に 畳の長いほうの両端をつつんだ布。

「縁」(ふち)
1、物の端の部分。
物の周りの、ある幅をもった部分。へり。
2、刀の柄口(つかぐち)の金具。

「へり」と「ふち」は “もののはし” という意味では同じですが、私たちは意識せず使い分けていますね。

耳が登場する表現を見ると、
・耳が痛い
・耳が汚れる
・耳が肥える
・耳につく
・耳に留める
・耳に残る
・耳に挟む
・耳を疑う
・耳を貸す
・耳を傾ける
・耳を澄ます
・耳をそばだてる
・耳が早い
・耳を疑う
・耳にタコができる

目ほどに意識しない耳ですが、表現は多いですね。




posted by 空凛 at 10:17| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。