2019年08月04日

あげつらう

“ささいな非などを取り立てて大げさに言う”
という意味で使っていた
「あげつらう」の漢字が「論う」なのに、
「へっ!」となりました。

「論う」(あげつらう)
物事の理非、可否を論じ立てる。
また、ささいな非などを取り立てて大げさに言う。

語源を見ると、
あげ= 挙げ
つらふ(つらう)= 動作や状態が強く長く続くこと。
「言いずらふ」「引こずらふ」などの「つらふ」

古語「引こづらふ」
強く引っ張る。

元々は、
良い点も悪い点もたくさん挙げて論じることでしたが、
“欠点ばかりを挙げる” に変わってきたようです。

「あげつらう」には、
すっかり悪いイメージが付いてしまっています。
現在は「あげつらう」とひらがな表記ですからいいのですが、
「論」では違和感が大きいです。


「詰る」は読めます?
「つめる」じゃないですよ。→「詰める」(つめる)
「なじる」です。
悪い点、不満な点をことさら取り立てて責めて問い詰める。

他にも会話に水を差す言い方を拾ってみました。

「半畳を入れる」(はんじょうをいれる)
他人の言動を茶化したり、野次ったりすること。
半畳を打つ。半畳とも。
「半畳」は江戸時代の芝居小屋で敷く畳半分ほどの茣蓙(ござ)のこと。
現在の座席指定料のようなもので、昔の芝居小屋の客席は土間であったたため、観客が入場料として半畳を買い、これを敷いて見学していました。
役者の演技が気に入らないと野次を飛ばし、この茣蓙を投げ入れたことから。

「言葉尻を捕らえる」
他人の適切さを欠いた言い方につけこんで、
皮肉を言ったり批判したりする。

「言葉尻」(ことばじり)
1、言葉の終わりの方。語尾。
2、言い損じの部分。また、言葉のはしばし。

「茶々を入れる」
邪魔をする。水を差す。

「揚げ足を取る」(あげあしをとる)
人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする。

「揚げ足」(あげあし)
相撲や柔道などで、
相手が技をかけようとして揚げた足を意味する。

なぜ「揚げ足」という疑問が浮かびました。
Webの回答によれば、
「上げ足」や「挙げ足」では単に足を上げることも意味するので、「あげあしを取る」の場合は、区別する意味で「揚げ足」と書かれることが多いということ。
特に「揚」である必要はないようです。









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posted by 空凛 at 08:00| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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