2019年08月11日

「ので」と「から」

まず、
以下の2文を感じてみて下さい。
1)電車が遅れたので、遅刻しました。
2)電車が遅れたから、遅刻しました。
2は、遅刻した責任は電車にあると言ってるようで、ちょっと感じ悪くないですか?

今回は、無意識に使っている
「〜ので」と「〜から」に注目してみました。
「ので」「から」は、
どちらも理由を表す接続助詞です。


<「ので」「から」比較 >

◆「ので」
活用語の連体形に付く。
あとの叙述の原因・理由・根拠・動機などを表す。
客観性、確実性の高い因果関係。
自己主張よりも周りに配慮した表現。
「から」に比べるとあらたまった感じ。
話し言葉、書き言葉のどちらにも使える。

くだけた表現の場合、
「んで」となることもあり。
・あまり暑いんで閉口した。

・残業したので、帰りが遅くなった。
・人気の店なので、予約が先まで埋まっている。
・全員揃ったので、会議を始めます。
・この部屋は駅から近いので、家賃が高い。


◆「から」
活用語の終止形に付く。
話し手の気持ちをのせて理由を述べる。
自己主張が強い。
話し言葉。

・台風が来るから、雨戸を閉めました。
・今日は懐がさびしいから、そばにする。
・熱があるから、病院に行こうと思う。
・用事があったから、早退した。


●強い意志を表すときは「から」のほうが自然。
・時間がないから、急げ。
・危ないから、触るな。


●丁寧形のときは「ので」も使える。
・時間がない(から/ので)急いで下さい。
・危ない(から/ので)触らないで下さい。


●お願いするときには「ので」が使われます。
〇聞こえないので、マイクを使っていただけませんか。
×聞こえないから、マイクを使って下さい。
「から」を使うと、頼み方が自分中心に聞こえてしまいます。


●相手のため、特定個人のための「から」。
・危険だから、入らないでください。


●不特定多数の人に、呼びかける場合は、
押しつけがましくならないように「ので」
・危険なので、入らないでください。


今まで意識したこともありませんでしたが、
私たちは一瞬の間に言葉を選び取っているのですね。










【関連する記事】
posted by 空凛 at 08:00| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。