2019年09月22日

間違えやすい言葉

●「ず」と「づ」
〇うなずく
×うなづく

項(うなじ)突く から。

「づ」ではなく「ず」
「頷く」という一つの漢字で表記されるなど、
「突く」という意味合いが消えて、
「うなずく」という一括りの言葉になっているため。


●「色をなす」
〇 無礼な応対に彼は色をなした。
× 恐怖のあまり彼は色をなした。

「色」とは、顔色や表情のこと。
怒って顔色を変えることを「色をなす」と言います。
一方、恐怖におののくと顔色は青ざめます。
この場合は「色を失う」という表現があります。


●「濁さず」/「汚さず」
〇 立つ鳥跡を濁さず
× 飛ぶ鳥後を汚さず

立つ/飛ぶ、跡/後、濁/汚
よく似たポイントが3つもあります。
「たつとりあとをにごさず」
立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべきという戒め。
また、引き際は美しくあるべきだということ。

「濁」ダク・ジョク
1、水がにごる。
2、行いなどがけがれている。

「濁度」(だくど)
水の濁りの程度を示す基準。

「汚」オ
1、よごす。よごれる。
2、行為・評判などをけがす。けがれる。

「汚れ」(けがれ)
清潔さ、純粋さなどを失うこと。

「けがれ」は内面的なもの。
「よごれ」は物理的にきたないこと。


●「るいがおよぶ」
〇 わが身に累が及ぶ
× わが身に類が及ぶ

「累が及ぶ」
他人の災いが自分の身にもふりかかる。巻き添えを食う。

「累」の原意は “糸を順序よく重ねる” こと。
ここでは “関わり” の意。

「類」
1、なかま。
2、にる。似ている。
3、区別する。


●「ならない」?
〇 一方ならぬ
× 一方ならない

「一方」に断定の助動詞「なり」の未然形「なら」がついて、
さらに打消の助動詞「ず」の連体形「ぬ」がついたもの。
「なり」も「ず」も古語なので、「一方ならぬ」も古語。
「一方ならない」
打消の助動詞「ず」を現在の助動詞「ない」に置き換えて
「ならない」となったものと思われます。
「一方ならぬ」は今でも令状や賀状で使われています。
「一方ならぬ○○○を賜り、・・・」
お引き立て/ご高配/ご愛顧/ご厚情
ご支援/ご用命/ご協力/ご指導


●「間違え」/「間違い」
〇 間違えやすい
〇 間違いやすい

どちらも正しい。
「え」下一段活用動詞「間違える」の連用形「間違え」に
形容詞「やすい」が接尾語の役割としてついたもの。
「い」五段活用動詞「間違う」の連用形「間違い」に
「やすい」がついたもの。








posted by 空凛 at 08:00| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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