2008年05月06日

お蔭様をもちまして

・以上をもちまして、私の話をおわりとさせていただきます。
・今月末をもちまして、閉店いたします。
・書中をもちまして、ご挨拶申し上げます。
・お蔭様をもちまして、十周年を迎えることができました。
これらの表現は丁寧な表現として正しいと思っていました。
ところが、
「〜をもって」は助詞の「で」に相当する言葉で、
「〜もちまして」と丁寧表現にするのは誤りなんだそうです。

「をもって」は「を」と「もって」が連合したもので、
助詞の「で」とほぼ同じ働きをするもの。
“助詞相当連語”などと呼ばれます。 (初めて聞きました)
助詞相当連語は一つの単語として慣用固定化したものなので、一般に敬語表現が入ることはないのですが、
丁寧語の「ます」を入れる言い方が広まっています。

他にも、
について → つきまして
によって → よりまして
において → おきまして
改めて → 改めまして
先生にとって → 先生にとられましては
などは、敬語の過剰表現にあたるそうです。

サービス業などのいきすぎた丁寧表現が伝染してきているのでしょうか。
とは言え、あまりにもこのような言い方が普通になってしまっているので、正しく改めるのは難しそうです。
posted by 空凛 at 12:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昔は「以て」と「持つて」を書き分けていたのが,いまは「以て」と書かなくなってしまったことと,関連があるような気がします.
Posted by 三ねんせい at 2008年05月06日 18:34
「持ちまして」」だと、文法的にあってる気がしますね。
Posted by 空凛 at 2008年05月10日 20:54
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