2020年01月26日

「ひらがな」と「カタカナ」

ひらがなとカタカナはほぼ同時期に、万葉仮名から生まれました。
万葉仮名は漢字を使って日本語の音を表したもの。
漢字の意味とは関係なく、音だけを借りる “当て字” でした。
「万葉集」で使われたことから「万葉仮名」。
同じく8世紀に成立した「古事記」「日本書紀」でも万葉仮名が使われています。
万葉仮名は1つの音にいくつもの漢字を当てたため種類が多く、書くのが難しい複雑な形の字もありました。
そこで生まれたのがひらがなです。

〔ひらがなは漢字の草書体を簡略化したもの〕
〔カタカナは漢字の一部を抜き出したもの〕
「片仮名」という呼び名は、
漢字の一部を取って作ったため、
片方だけの仮名(仮の文字or借りた文字)からきているとされています。

安−あ、以−い、宇−う、衣−え、於−お
阿−ア、伊−イ、宇−ウ、江−エ、於−オ

仮名を調べていて、
「なぜ2種類の仮名があるのか?!」
という疑問を見つけました。
便利に使い分けているので、そんな疑問を持ったこともありませんでした。
でも確かに、1つで用は足りますね。

平安時代の文字の世界は2つに分けることができます。
<漢字の世界> と <それ以外の世界>
カタカナは漢文を和読するための訓点として作られ、漢字と一緒に使用されました。
公文書や学問的な堅い文章に用いられ、男性が学び使うものでした。
女性は漢字を学ぶことを禁じらていたため、女性の文字としてひらがなが平安時代に作られ発展しました。
ひらがなを使って物語や日記、和歌、手紙が書かれました。
女流文学が開花して、枕草子や源氏物語も生まれます。
漢字は「男手」(おとこで)、
ひらがなは「女手」(おんなで)と呼ばれました。
2つの世界があったため、それぞれの世界の文字−ひらがなとカタカナ−2種類の文字が生み出されたというものです。

漢字は中国語を表記する文字だったわけですから、これを日本語化する作業も大変だったと思います。
漢字には「音読み」と「訓読み」があります。
「音読み」
昔の中国の発音をもとにした読み。
日本語は漢語に比べて音がとても少ないため、発音できない音もあり、日本人なりの発音になっています。

「訓読み」
1つ1つの漢字に大和言葉の訳をつけたもの。
・送り仮名がつく読み方
・単独で意味がわかる読み方
日本語の語義と1つ1つが一致しないため、1字に複数の訓ができますが、しだいに一義一訓の形に訓が限定されていきます。
訓読みは、長い時間をかけてできあがりました。

第二次世界大戦前までは、ひらかなよりカタカナが重んじられ、公文書も漢字とカタカナで記載されていました。
現在の私たちはとても読みにくいと感じますが、当時の人たちは違和感なく読んでいたんでしょうね。
先人の知恵と工夫のおかげで、漢字とひらがな・カタカナ−3つの文字を使って、多彩な表現が可能になっていると思います。








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2020年01月19日

鉗子(かんし)

物をつかんだり牽引したりするのに使用するはさみに似た形の医療器具。

医療ドラマで出てくるので名前は知っていましたが、今回初めて「鉗」の意味を知りました。

「鉗」ケン・カン
1、くびかせ。罪人の首にはめる鉄の輪。
2、はさむ。また、はさむ道具。
3、口をつぐむ。ふさぐ。とじる。

「剪刀」(せんとう)
はさみ。主に外科手術で用いる洋式のはさみ。

「剪刀」は正式名称で、
通常、先の形や大きさによって、
「クーパー」(先がまるい)
「メイヨー」(先がとがっている)
などと呼ばれています。

「創傷」(そうしょう)
皮膚などに生じたきず。
切創・刺創・割創など、きず口の開いているきず。

現在は、「創意工夫」「創造力」「創作」など、クリエイティブな意味で思い浮かべる「創」ですが、
「創」という漢字は、りっとうが刃物を表し、
それで材木を切って「倉」を建てる様子を表しています。
→ 倉を立てる=つくる
→ 新たに何かを “始める” の意味も生まれました。

「創」
1、刃物による傷。
2、初めて作り出す。はじめる。

「創痍」(そうい)
1、刃物などでからだに受けた傷。創傷。また、精神的痛手。
2、手ひどく受けた損害。

「痍」イ
きず。きずつく。

外的なケガは「傷」、内的な病気は「症」
軽傷・重傷・外傷・凍傷
軽症・重症・炎症・不眠症


「頓服薬」(とんぷくやく)
恥ずかしながらずっと、薬の種類だと思っていました。
「頓服薬」は飲み方を指す用語です。

「頓服」(とんぷく)
症状が出たときに薬を飲むこと。

「頓」=にわかに。急に。

「頓に」(とみに)
急に。にわかに。
・最近、とみに視力が落ちてきた。
・塾に通うようになって、とみに実力がついてきた。
とんに → とにに → とみに
と変化したようです。

「頓服薬」は発作時や症状が悪化した際に用いる薬です。
必要時に使用するタイプの薬としては、
<鎮痛薬>
<睡眠剤>
<制吐剤> 吐き気止め
<緩下剤> 便秘の時にだけ使用する便秘薬
<解熱剤>
<不整脈薬>
などがあります。
座薬、貼り薬、注射薬など、
飲み薬以外の投与方法の場合は、
「頓用」(とんよう)という言葉が一般的に使われます。









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2020年01月12日

「早い」と「速い」

いきなりですが、
以下の「はやい」はどっちの漢字でしょう?
・月日が経つのははやい
・メールより電話の方がはやい
・話しがはやい
・仕事がはやい
・進行がはやい
・回復がはやい
・乾きがはやい


「早い」と「速い」の違いを見ていきます。

「早い」
ある基準より時間・時期が前。
・起きるのが早い
・梅雨入りが早い
・早く終わらせる
・気が早い

「速い」
要する時間が短い。
一定時間に動く距離・働く量が大きい。
・川の流れが速い
・歩くのが速い
・決断が速い
・のみ込みが速い

「早」は時間的経過、
「速」はスピードの観点からで使い分けますが、
この原則にあてはまらない使用例も多くみられます。
・時が経つのは早い
・仕事が早い
・進行が早い
・手っ取り早い

「早」が使われているのは、
時間の経過の方に意識があるためと思われます。
「早い」は、物事を急いで行う場合にも用いられます。
早口・早わざ・早変わり・早合点・早撃ち・手早い・素早い

明らかに速度を表す場合を除き、
慣用として、多くは「早い」が使われています。
ただし、同じ「はやい」でも漢字で意味が変わる場合があります。
電車が速い---速度が速い
電車が早い---到着時刻がいつもより前

仕事が速い---仕事をするスピードが速い
仕事が早い
1、仕事の開始した時刻が早い
2、終わるのが期限よりも早い
多くは、“仕事ができる” 意で「早い」が使われています。

「速い」「早い」どちらも対義語は「遅い」です。
速い(fast) ⇔ 遅い(slow)
早い(early)⇔ 遅い/晩い(late)
最速−最遅(速度)
最早−最遅(時刻、時期)
早婚−晩婚、早春−晩秋


「最遅結合点時刻」「最早結合点時刻」という専門用語があります。
「最遅」(さいち)、「最早」(さいそう)と読みます。

「最遅結合点時刻」
工程管理の手法として用いられ、各結合点においてプロジェクトが計画通りに終了するための、最も遅く作業を開始できる日数のこと。


副詞「最早」(もはや)
・もはやこれまで









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2020年01月05日

甘い

「甘」という漢字は、
口の中に横線を引いて、
口に「もの」を含んでいる様子を表しています。

「甘い」の由来
甘い味は “美味” の意味で多く用いられたことや、
果実の甘い味を「うまし」と表していたことから、
「うまし」が転じて「あまし」になったと考えられます。

「うまい」(旨い/甘い)の由来
果実などが程よく熟れると甘美な味になるところから、
動詞「うむ(熟)」から派生したとされています。
東北北部の方言では砂糖の味を「うまい」と言う地域もあるそうです。

「おいしい」の語源はご承知のように、
“よい、好ましい、立派” の意の古語「いし(美し)」から。
「いし」の口語形「いしい」が室町時代に女房詞として
“味がよい” の意味で用いられるようになり、
その後、接頭語「お(御)」がついて一語化し、
近世になって広く使用されるようになりました。

「甘い」は、味覚以外にも様々な表現に使われています。
< 味覚以外の感覚 >
・バラの甘い香り
・甘い言葉で誘う
・甘いマスクの男

< 不十分 >
・ナイフの切れ味が少し甘い
・ねじが甘くなっている
・ピントが甘い
・撚りの甘い糸

< 手ぬるい >
・子供に甘い親
・甘い見通し
・脇が甘い

英語「sweet」
イタリア語「dolce」
中国語「甜」
甘いにマイナスの意味があるのは日本だけとのこと。
「甘んずる」「甘ったるい」という言葉もあります。

「甘んずる」
与えられたものをそのまま受け入れる。
しかたがないと思ってがまんする。

「甘える」
1、かわいがってもらおうとして、まとわりついたり物をねだったりする。
2、相手の好意によりかかる。

マイナスの意味が生まれたのは、希少だった甘さが、そうでもない時代になってきて、甘過ぎるのも良くないという意識が強くなってきたからでしょうか。


最近読んだ本に、
「足が強い」は “粘り気がある” 意。とありました。
そんな意味あった?

「足が強い」
1、船の速力が速い。
2、船が揺れにくい。
3、飲食物が長い日数腐らない。
4、餠にねばりけがある。

餅の粘りにも使うんですね。
食物が腐りやすいことを「足が早い」と言いますが、対義語が「足が強い」なんですね。


トッピング Toppingを日本語にすると「上置き」というのも新鮮でした。

「上置き」(うわおき)
1、タンスなどの上に置く、小さな戸棚や箱。
2、飯、雑煮の餅、うどん・そばなど、
主食となるものの上にのせる肉・魚・野菜など。
3、旅芝居などで、客寄せのために人気のある役者を一座に参加させること。
転じて、
有名人の名を借りて著作や組織の体裁をつくろうことにもいう。


「脂肪味」(しぼうみ)は耳慣れない言葉ですが、それもそのはず、最近の研究で明らかになった「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」に次ぐ “第6の味覚” です。











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2020年01月01日

2020年


新年 おめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。


2020ネズミweb版.jpg


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2019年12月29日

しょっちゅう

〔副詞〕
いつも。しじゅう。絶えず。

「しょっちゅう」はよく口にしますが、
はて、漢字はどう書くのでしょう。

漢字は当てられていません。
そもそも、「しょっちゅう」は くだけた話し言葉で、書くことはあまりないですね。
由来は「初中後」あるいは「初中終」説があります。

「初中後」(しょっちゅうご)
物事を <初め> <中頃> <終わり> の3段階に分けたもの。
中世の芸道、文芸論などで使った用語。

<< [初中後]説 >>
初中後 → 略されて「初中」(しょちゅう)
→ 促音が入って「しょっちゅう」
3段階の意味が転じて、
“初めから終わりまで” という意に。

<< 仏教由来の[初中終]説 >>
「初めも善く、中ほども善く、終わりも善く、道理と表現とを兼ねそなえた法を説け」という言葉から。
それが「初中終」と縮めて言われ、
後に「しょっちゅう」と訛ったもの。

「しょっちゅう」は、慢性的に繰り返されていることに使います。
・彼女は待ち合わせにしょっちゅう遅れる。
・彼はしょっちゅう忘れ物をする。
・このようなトラブルはしょっちゅうです。

「のべつ」
絶え間なく続くさま。ひっきりなしに。
・のべつ子供を叱っていた。

「のべつ幕無し」(のべつまくなし)
芝居で幕を引かずに演技を続ける意から。
ひっきりなしに続くさま。
・のべつ幕無しにしゃべっている

「始終」(しじゅう)
1、物事の始めと終わり。
2、事柄の成り行きの、始めから終わりまでの全部。
〔副詞〕
絶え間ないさま。頻繁に行われるさま。いつも。しょっちゅう。
・始終監視されている。
・仕事もせずに始終ぶらぶらしている。

「終始」(しゅうし)
1、物事の始めと終わり。
2、同じ態度・状態・内容などが、始めから終わりまで続くこと。
3、始めから終わりまで全部。始終。多く副詞的に用いる。
・論理的に終始を貫く発言。
・終始積極的に攻める。

「終始一貫」(しゅうしいっかん)
態度・状態などが、始めから終わりまでずっと変わらないこと。
・被告は終始一貫、無実を訴え続けている。

3つに分けるといえば、
「真行草」(しんぎょうそう)があります。
書の書体、「真書」(楷書)/「行書」/「草書」からきています。
「真」(楷書)-- 字の本来の形のもの。
「草」(草書)-- 最も崩したもの。
「行」(行書)-- その中間。
転じて、
華道・茶道・絵画などの芸道における表現法の三体。
「真」を正格とする位置づけです。


「守破離」(しゅはり)
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。

「守」
師や流派の教え・型・技を忠実に守り、確実に身につける段階。

「破」
良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

「離」
一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。


身近なところでは「松竹梅」「大中小」ですね。







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2019年12月22日

滅相もない(めっそうもない)

とんでもない。あるべきことではない。

1、褒められたことに対して謙虚に否定する「とんでもない」
2、相手の言を強く否定する「とんでもない!」

「とんでもない」より「滅相もない」の方が謙虚な言い方になります。
より丁寧に言うならば、
「滅相もないです」
「滅相もないことです」
「滅相もないことでございます」


●「滅相」(めっそう)
[名]仏教語。
1、有為四相の一。現在が滅して過去にはいる相。
2、真如が不変で、寂滅であること。
[形容動動]
とんでもないさま。程度のはなはだしいさま。
・滅相なことを言うものではない。

“有為四相”とか“真如が不変”とか、何ですか?
噛み砕きます。

「有為」(うい)
因縁によって起こる現象。

「四相」(しそう)
万物が出現し消滅していく4つの段階。
<生相> <住相> <異相> <滅相>
<生> 生まれる
<住> 存在する
<異> 変化する
<滅> なくなる

人の一生にたとえると、<生> <老> <病> <死>
生き続けたいと願う人間には、
<滅相>は “有ってはならぬこと” “思いもよらぬこと”
→ とんでもない
・有為転変の世の習いを忘れるなど、滅相もないことである。

「有為転変」(ういてんぺん)
世の中のすべての現象や存在は常に移り変わるものであって、決して一定しているものではないということ。
この世が無常で、はかないものであるたとえ。

「真如」(しんにょ)
ものの真実の姿。普遍的な真理。

「寂滅」(じゃくめつ)
1、煩悩の境地を離れ、悟りの境地に入ること。涅槃。
2、消滅すること。死ぬこと。


●「滅法」(めっぽう)
[名]仏教語。
1 因縁によって生じたのではないもの。無為法。
2 涅槃のこと。 仏の悟りを得た境地。
[形容動動]
道理にはずれるさま。常識を超えているさま。
[副詞]
並々でないこと。度はずれていること。法外。
・けんかが滅法強い
・朝方は滅法冷える


「方便」も仏教語です。
「嘘も方便」(うそもほうべん)
嘘をつくことは悪いことだが、
時と場合によっては必要なこともあるということ。

「方便」(ほうべん)
インドの「ウパーヤ」という言葉を翻訳した言葉で、
目的に “近づく” という意味。
目的に近づける “手段” を方便といいます。
悩み苦しむ人々を悟りの世界へ導くために、仏様がなされるのが方便。

「従仮入真」(じゅうけにゅうしん)
「仮より真に入る」と読みます。
「仮」とは方便のことで、目的を果たす手段。
「真」とは、仏教の目的である真実の世界のこと。

「出世間」(しゅっせけん)
煩悩などのけがれに汚染された、この世界のすべての存在を「世間」というのに対し、それを超越しているものをさす。










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2019年12月14日

悩ましい「固」「堅」「硬」

「かたい」という漢字は、いつも変換時に悩みます。
説明は読んでいるんですが、
実際に使う段になると、また迷います。

「固」「堅」「硬」
反対語を考えると理解しやすいと解説されています。
「固い」⇔「ゆるい」 *広く一般に使う
「堅い」⇔「もろい」 *人や物の性質
「硬い」⇔「軟らかい」 *物の状態や人の態度

「固」 コ・かた-める・かた-まる・かた-い
1、かためる。かたまる。かたい。
2、かたくな。
3、もとより。はじめから。
固持・強固・頑固

「堅」 ケン・かた-い
1、かたい。
2、しっかりしている。
堅持・堅実・堅物

「硬」 コウ・かた-い
1、かたい。かたいもの。
2、つよい。手ごわい。
3、ぎこちない。
硬派・硬球・生硬

使用例を見てみましょう。
「固い」
・頭が固い・団結が固い・固く信じる

「堅い」
・堅い木材・手堅い商売・堅い決心

「硬い」
硬い鉛筆・麺が硬い・硬い表現・表情が硬い

<迷いが見られるもの>
〇かたいパン
かたいパン ⇔ やわらかいパン
とすれば「硬」ですが、
「堅いパン」や「固いパン」も見られます。
Web検索では、
硬いパン:670万件、堅いパン:200万件でした。

〇身持ちがかたい
「固い」と「堅い」が見られますが、
「固い」のほうが多いです。

やっぱり悩ましいですね。


最後に、
お役所的硬い言葉を拾ってみました。

「同盟罷業」(どうめいひぎょう)
ストライキ。

「罷業」(ひぎょう)
業務・作業をやめること。

「怠業」(たいぎょう)
サボタージュ。
労働者の争議戦術の一つとして、仕事の能率を低下させること。
・職場ごとに怠業に入る

「証憑」(しょうひょう)
1、事実を証明する根拠となるもの。証拠。
2、裁判所や捜査機関が刑罰を判断するのに必要な一切の資料。








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2019年12月08日

回文(かいぶん)

上から読んでも下から読んでも同じになる文句。

短いものなら、なんとかひねりだせるかもしれませんが、長文となると、私にはもうミラクルな世界です。
回文なんて、そうはないだろうと思っていましたが、本やWebで探してみると、想像以上にありました。
まあ、強引なものも多いですが。

自然な感じのものを紹介します。
・色白い(いろしろい)
・タフなふた(たふなふた)
・占い習う(うらないならう)
・妻が待つ(つまがまつ)
・留守にする(るすにする)
・キツネ憑き(きつねつき)
・無駄なダム(むだなだむ)
・アニマルマニア
・イカした歯科医(いかしたしかい)
・この子どこの子(このこどこのこ)
・いるだけでけだるい
・わたし負けましたわ(わたしまけましたわ)
・つまんねえ年末(つまんねえねんまつ)
・筋肉ボディで僕人気(きんにくぼでぃでぼくにんき)
・けだるき一日、生きるだけ(けだるきいちにちいきるだけ)
・世の中ね、顔かお金かなのよ(よのなかねかおかおかねかなのよ)
・しきりといばるアルバイト力士(しきりといばるあるばいとりきし)
・酢豚作りモリモリ食ったブス(すぶたつくりもりもりくったぶす)
・内科では薬のリスクはでかいな(ないかではくすりのりすくでかいな)

〇回文メーカー
https://kaibunmaker.com/
〇回文エディタ
https://webtools.dounokouno.com/kaibun/index.html

今回、初めて英語の回文「palindrome」を覗いてみました。
・refer
・level
・radar
・noon
・Top spot
・Step on no pets
・Was it a cat I saw?
・No lemon, no melon

「回文数 Palindromic number」という語もありました。
2桁の回文数は9個
3桁の回文数は90個(101、535、979・・)
4桁の回文数は90個(1331、8558、9009・・)
回文素数:101、131、151、181、191、313・・
回文平方数:121、484、676、10201、12321・・


「怪聞」(かいぶん)
変なうわさ。よくない評判。

「怪聞」はありましたが、「怪文」は辞書にはなく、
「怪文書」として載っていました。

「怪文書」(かいぶんしょ)
中傷・暴露するのが目的の、出所不明の文書。








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2019年12月01日

ラスボス感

「ラスボス感」って何?

元々はゲーム用語として使われていて、ネットを中心に広まった語です。
私はゲームをしないので、つい最近耳に入ってきた語でした。
「ラスボス」とは「ラストボス」の略で、“最後に出てくるボス” の意。
ゲームの節目で「ボス」と呼ばれる敵が現れますが、ボスの中でも、ゲームの最終面に辿り着いた時に現れるのが大きくて圧倒的な強さを持つ「ラスボス」。
闇世界の支配者、魔王といったイメージ。

「ラスボス感」
ラスボスを彷彿とさせる、という意味で用いられます。
威圧的で人を寄せ付けないオーラをまとった人を指すことが多いようですが、個人によって振れ幅があるようです。
人のみならず様々な場面でも使われています。

最近の若者はどんな語を生み出しているのでしょう。
Webをちょっと覗いてみました。
私でも使えると思った語がいくつかありました。

「パワーワード」
強烈なインパクトを残す言葉。

「沸いた」
テンションが上がって興奮した状態。

「秒で」
すぐに。急いで。

「(語彙力)」
発言の末尾に(語彙力)と付けて、
“表す言葉がないくらい素晴らしい” といった気持ちを表現。
自分のボキャブラリーの無さを皮肉るものです。
「ヤバい」「可愛い」といった、ありきたりの言葉とセットになっています。
・靴がやべーほど水を吸っててヤバい(語彙力)
・コンビニで買ったプリン、ちょーうま(語彙力)
・ソラテラスがとんでもなく絶景だった(語彙力)

前々回「〇〇み」を取り上げましたが、
ぼかし系表現に関するWeb上の文献を見ると、
若者が編み出す表現って、あなどれないと思いました。
振り返れば、
1980年ころからぼかす表現が若い世代に広まりました。
「とか」「〜みたいな」「〜的な」
・消しゴムとか、借りたりしていい?
・もう会いたくない、みたいな・・
・僕的には大丈夫だけど。

1980年以降の日本は物質的に豊かになり、個性や多様性が尊重される社会になりました。
言葉に対してもある程度、自由を許容する雰囲気もあり、若者の緩い遊びのある表現が生まれたのではないでしょうか。

ぼかしや婉曲表現の底には “遠慮” という心理があります。
遠慮意識が相手の領域に直接踏み込まない表現を取らせ、それが丁寧さを感じさせることになっています。
「あなた」は元々は遠称方向詞でした。
それが江戸時代に敬意のある対称詞になります。
「辺り」「など」「の方」もぼかす言い方です。
・この辺りで終わりにしましょう。
・私などもそのように考えております。
・部長の方からご説明をお願いします。

「・・と思います」もよく聞かれます。
私もよく使います。
ソフトな言い方ですが、あまり多用すると、自信なさげに聞こえてしまいますね。









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2019年11月24日

体の呼び名

「おとがい」「こむら」「ひかがみ」
体のどこの部分かわかりますか?

●「旋毛」(つむじ)
髪の毛の渦を旋風(つむじかぜ)に見立てたもの。

●「首/頸/頚」(くび)
「首」
頭と胴をつなぐ部分を含め、そこから上の部分。
「首」は髪と目を強調した象形文字で、
本来は “頭” を意味していました。
「頚」は「頸」の俗字。
「頸部」=「頚部」(けいぶ)
頭と胴を繋ぐ部分に限定。

●「耳朶」(じだ/みみたぶ)
「朶」--- 枝などが垂れ下がる。

●「瞳/眸」(ひとみ)
瞳の「童」は “穴を通す” 意。
眼球を突き抜ける穴 = 瞳孔
眸の「牟」は “もとめる” “むさぼる” 意。
まぶたを押しのけて見る目の意。
「瞳」が目の中の黒い部分を指すのに対して、
「眸」は見開いた目玉。“目を見開いてよく見る” 意を含む。

●「瞼/目蓋」(まぶた)、「眼瞼」(がんけん)

●「眦/眥」(まなじり)= 目じり
目(ま)の後(しり)の意。
・まなじりをつり上げる
・まなじりが白く光っていた

●「鼻溝」 (はなみぞ)= 人中(じんちゅう/にんちゅう)

●「顎/頤」(あご)
「頤」(おとがい)--- 下あご。あご。
解剖学用語では「オトガイ」と表記し、下顎骨の先端部をさします。

●「項」(うなじ)--- 首の後ろ部分。

●「盆の窪」(ぼんのくぼ)
首の後ろ側中央のくぼんだところ。

●「腕」(うで/かいな)

●「二の腕」(にのうで)
●「一の腕」(いちのうで)

●「肘/肱/臂」(ひじ)
古くは、
肩から肘までを「かいな」と言い、
肘から手首までを「うで」と言いました。
「肱」=「二の腕」元は肩から肘までの部分。
「臂」=「一の腕」元は肘から手首までの部分。
「上腕部」(じょうわんぶ)に対して “下” ではなく、「前腕部」(ぜんわんぶ)です。
昔は肩から手首までの部分に「膊」を用いていましたが、字がむずかしいので「腕」になったとのこと。
「上膊」(じょうはく)= 上腕の旧称
「前膊」(ぜんはく)=「下膊」(かはく)= 前腕の旧称。

●「手の甲」(てのこう)

●「掌」(てのひら/たなごごろ)
「たなごころ」の「た」は手(て)の交替形。
「たむけ」「たおる」などと同じ「た」。
「な」は「の」にあたる連体助詞。
「たな」= 手の
「たなごころ」= 手の心
「心」には3通りの解釈があります。
1)“中心” の意。
2)心(うら)と同源である “裏” の意。
3)中国語の “掌(手心)” の意。

●「大腿」(だいたい)--- 太もも

●「下腿」(かたい)--- 膝から足首までの部分
「腿」(たい)--- ももとすねの総称。

●「膝」(ひざ/ひかがみ)
「ひかがみ」--- 膝の後ろのくぼんだところ

●「脛」(すね/はぎ)

●「腓」(こむら/ふくらはぎ)
「こむら」は「こむら返り」という語と方言に残っています。

●「踝」(くるぶし)
元は「つぶふし」(粒節)。
詳細な語源についてはこちら▽
http://ppnetwork.seesaa.net/article/458644074.html

●「踵」(かかと/きびす)
「きびすを返す」という慣用句があります。
後戻りする。引き返す。

●「足背」(そくはい)--- 足の甲

●「足裏/蹠」(あしうら)
「足蹠」(そくせき)--- 足の裏。足底。
足のゆびは「趾」(ゆび)。

体の呼び名には別名があったり、複数の表記や難しい漢字も多いですね。








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2019年11月17日

わかりみ

先日、ラジオから言葉のQ&Aが耳に入ってきました。
思い出しながら紹介します。
「み」という接尾語があります。
*
形容詞または形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。
「さ」と比べると使われ方は限られる。
*
<「み」のつく名詞>
厚み・重み・苦み・赤み・面白み・真剣み

<「さ」のつく名詞>
暖かさ・会いたさ・見たさ・つらさ・深さ

最近は若い人の間で「み」の付く名詞が広がり、浸透しつつあります。
「わかりみ」「おいしみ」「ねむみ」「やさしみ」
「やばみ」「つらみ」「うれしみ」
「辛み」(つらみ)は最近できたような気がしましたが、辞書にも載っています。
そういえば、「恨み辛み」って言いますね。
・わかりみが深い
・まだ眠みを感じる
・行きたみがある
・心配みが深まる
・もっと新しいおいしみを!
ピザハットには「おいしみ 4」という商品があります。

どうして「〇〇み」が増えたのか!?
「〇〇み」と言うと、
“客観化。引いた感じ” になり、あまり自己主張をしたくない若者に好まれたのでは。

Webにも解説記事がありました。
“感情の温度を下げる” というもの。
「行きたみ」とすると、
「行きたい」という感情が主体を離れます。
「めっちゃ行きたい」よりも「行きたみがある」の方が、感情の温度が低くなります。
「○○み」は自己を隠し、他人に同化しようとする日本人的な言い回しといえそうです。

●「させていただく」を使ってもいい。
謙譲語「ご」は何でも使えるわけではありません。
×ご中止 ×ご開催
へり下りが足りないと感じるため、「させていただく」で補っている。
・中止させていただきます。
初めて聞く解釈でした。

●「よろしかったでしょうか」は正しい。
「ポテトはよろしかったでしょうか」
「ご注文のほう、以上でよろしかったでしょうか」
こういった言い方に対して、
「よろしいでしょうか」でいいじゃないかという意見があります。
私もそう思っていました。
ところが、
「よろしかったでしょうか」は間違った言い方はではないようです。
敬語の本質は “距離を保つ” “隔たりを置く” こと。
過去形にすることで距離感が表現されると考えます。

Webには大阪外大・小矢野哲夫教授の解釈がありました。
「よろしかったでしょうか」は誤用ではなく、
適切な用法であると明言されています。
この過去形は寺村秀夫の「叙想的テンス」の用法で、聞き手に確認を要求する用法。
「叙想的テンス」は、いま起こっていることにもかかわらず、過去形の「た」で表現するもの。
確認/念押し/発見/思い出し・・
私たちは意識せず、過去形を使っています。
「鍵があった!」
「今日は誕生日だった!」
「お名前、何でしたっけ?」
北海道では丁寧な表現として、
現在のことを過去形で言う表現があります。
「おばんでした」
「まいど様でした」
電話では「田中でした」というように、
過去形で名乗る人が多いそうです。

そうえいば、
「ありがとうございました」
「おめでとうございました」
って、言いますね。







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2019年11月10日

さんざめく

「さざめく」の音変化。
「ざんざめく」ともいう。
ひどく浮き浮きと騒ぎ立てる。にぎやかに騒ぐ。

「ささめく」「さざめく」「ざざめく」・・
似た言葉がありますが、どう違うのでしょう?

「さんざめく」は「さざめく」の雅語。
「さざめく」の元は「ささめく」です。

古語「ささめく」
「ささ」は擬声語。「めく」は接尾語。
ひそひそと話す。ささやく。

古語「ざざめく」
「ざざ」は擬声語。
騒がしい音を立てる。がやがやする。ざわざわする。

「ささめく」は古くは2つの意味を持っていました。
“ささやく” という意味と、
“ざわざわする” という意味です。
そして、“ざわざわ” の意味の時は、
強調して「ざざめく」「さざめく」とも表記していました。

「さざめく」
古くは「ざざめく」
にぎやかに声を立てて騒ぐ。

古語「ささめく」は相反する意味を持っていましたが、
その後、
「ささめく」は “ささやく” という意味だけが残り、
“ざわざわする” の意味では
「さざめく」が使われるようになりました。
現代では、「ささめく」と「さざめく」は別個のものとして辞書に載っています。

「さんざめく」は音を表す言葉でしたが、
現在は音に限らずいろいろな所で使われています。
私もキラキラしているイメージが浮かびます。
詩や俳句などでは、
「さんざめく」は「光」「歌」などに、
「ささめく」は「風」「葉」「声」などにかかることが多いようです。

Webから「さんざめく」を拾ってみました。

〇森山直太朗 「さくら」
さくら さくら いざ舞い上がれ 永遠にさんざめく光を浴びて

〇夏川りみ 「満天の星」
さんざめく天河 星晴りてぃ流り船 かぬしゃまぬ笛む音

〇谷村新司 「昴」
さんざめく名も無き星たちよ せめて鮮やかに その身を終われよ

〇米津玄師 「春雷」
嗄れた心も さざめく秘密も 気がつけば粉々になって・・

他にも、
「海」「波」「潮騒」「海岸」
「せせらぎ」「麦」「初夏」「祭」
「歌」「声」「笑い」「街」「日々」
などがさんざめいていました。
もはや「さんざめく」は意味が広がっていると言っていいかもしれません。

古語「ささらぐ」
さらさらと音を立てて水が流れる。

古語「ささめごと」(私語)
ひそひそ話。ないしょ話。
特に、男女間の恋の語らいをいう。

「ささめごと」って、きれいな言葉ですね。
漢字にすると「私語」ですが、
現在の「私語」は「しご」
意味は、
1、ひそかに話すこと。ささやくこと。
2、公の場であるにもかかわらず、
自分たちだけでひそひそと勝手な話をすること。
専ら、“勝手なひそひそ話し” の意味で使われていて、味気ない言葉になっています。









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2019年11月03日

わざわざ

Webの質問コーナーに
「きょうはわざわざお越しいただき、ありがとうございます」
と言われて、
もしかして来たらいけなかったのかなと、少し不安になりました。
という投稿です。
皆さんはこの「わざわざ」をどう感じましたか?

「わざわざ」
1、他のことのついでではなく、特にそのためだけに行うさま。
2、しなくてもよいことをことさらするさま。

「わざわざ」にはプラス評価とマイナス評価があり、
若い人は年配者に比べて、マイナスイメージでとらえる人が多いようです。

「わざわざ」の語源は、
「わざわざし」(態々し)= わざとがまし
ことさらに意識したようすである。わざとらしい。

「わざわざし」は「わざと」の畳語。

「わざと」(態と)
名詞「わざ」(業)+ 格助詞「と」
意識的に何かをするさま。ことさら。故意に。

“意識的に行うさま” という意味が転じて、
“あえて、しなくてもよいことを行う” という意味が生まれ、
ポジティブな意味合いでも使われるようになりました。

(+)期待以上
・わざわざご連絡頂いただきましてありがとうございます。
・鈴木先生にわざわざ来ていただきました。
・わざわざ忘れ物を届けてくれた。

(−)余計なこと
・私がなるべく気にしないようにしてることを彼女はわざわざ言ってくる。
・嫌いな人のSNSをわざわざ見てしまう。

自分の行いに対して使うと、恩着せがましい言い方になります。
・わざわざ遠回りしてケーキを買ってきたのよ。
・今日の会議のために、わざわざ残業して資料を揃えておいたのに。
・忙しい中、わざわざ出かけて行ったのに留守だった。

「わざわざ」はお断りするときや遠慮するときに使うと、不快にさせてしまう可能性があります。
「わざわざ○○していただかなくても」
のように否定形の文章になると、拒否や拒絶と思われかねません。
・わざわざ来ていただく必要はございません。
・わざわざお越しいただかなくても、こちらの方からお伺いいたしましたのに。

相手の厚意に対して使う「わざわざ」は、感謝を表す丁寧な表現になりますが、ネガティブに受け取る人もいるので気をつける必要があります。
「ご丁寧に」「格別に」「お忙しい中」といった表現に言い換えてもいいですね。

「わざわざ」で検索すると、
長野県のパンと雑貨のお店が出てきました。
https://waza2.com/about
店名「わざわざ」は、“わざわざ山の上まで足を運んで頂いてありがとうございます”
という感謝からです。









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2019年10月27日

一日の長(いちじつのちょう)

「論語」先進から。
他より少し年齢が上であること。
転じて、
経験・技術・知識が他の人より少し優れていること。

明治・大正期の文学作品には、
「いちじつ」「いちにち」両形のルビが見られます。
テレビ・ラジオでは、
「一日の長」--「いちじつのちょう」
「一日千秋」--「いちじつ/いちにち」

「一」の読みには迷う時があります。
「一段落」の読みも間違いやすいですね。
「一段落」(いちだんらく)
一つの段落。ひとくぎり。
転じて、
物事がひと区切りしてかたづくこと。

「一区切り」は「ひとくぎり」ですし、
一仕事・一芝居・一安心
一工夫・一苦労・一騒動
なども「ひと」と読みますから、
引っ張られやすいかもしれません。

●「ひと」と読む「一」
一幕・一役・一汗・一筋・一昔・
一続き・一握り・一眠り・一休み・
一時(“ひととき”は平仮名書きが原則)

●「イチ」と読む「一」
一隅・一対・一途・一角・一席・
一見の客・一個人・一時代・一親等・
一家言(いっかげん)・一言もない(いちごんもない)・
一期一会・一世一代・一罰百戒・一汁一菜・
一朝一夕(いっちょういっせき)

「一度」-- ひとたび / いちど
「二度」-- ふたたび / にど
「三度」-- みたび / さんど
「四度」-- よたび / よんど

「一重」-- ひとえ / いちじゅう
「二重」-- ふたえ / にじゅう
「三重」-- みえ / さんじゅう
「八重」-- やえ / はちじゅう

「0」を和語は「れい」と読みますが、
私たちは、数字は「ゼロ」、
小数点になると「れい」と言い換えています。
090-0001-0002(ゼロ・・・・)
0.28(れいてん・・・)

他にも、読み間違えやすい言葉を拾ってみました。
「一意専心」(いちいせんしん)
「ご自愛専一」(ごじあいせんいつ)
「一言居士」(いちげんこじ)  
「一言一句」(いちごんいっく)  
「礼賛」(らいさん)
「御来迎」(ごらいごう)
「手繰る」(たぐる)
「出生率」(しゅっしょうりつ)
「ご利益」(ごりやく)
「年俸」(ねんぽう)
「河川敷」(かせんしき)
「職人気質」(しょくにんかたぎ)
「首を回らす」(こうべをめぐらす)
「版図」(はんと)
「役務」(えきむ)
「極彩色」(ごくさいしき)
「直向き」(ひたむき)









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